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人間も犬もこれからが夏バテですね(夏バテ気味のワンちゃんへの食事対策案)

8月も最終週となりました。朝夕のお散歩ではセミの声が殆ど聞かれなくなってきましたし、夜は若干ですが涼しい風が吹くようになってきました。
飼い主にもワンコにもちょっとほっとする季節変化でですが、夏の疲れ(夏バテ)が出てくるのはこれからです。

夏バテ回復に必要なのはやっぱり食事による栄養補給。でも夏バテしているだけに食欲も減少気味になっているのではないでしょうか?

そこで食事についてこんな工夫はいかがでしょうか?

ワンコの食事の時間ですが、朝夕のお散歩後に食事を与えるご家庭が多いかと思います。
我が家もこのパターン。

朝・夕の散歩、特に夕方の場合には日暮れ前とはいえ、地面に手を当てるとまだまだ熱さが伝わってきます。
特にアスファルトはコンクリートや土よりも冷めにくく、人間よりも地面に近い位置を歩くワンコにとっては辛い場所です。
(足の裏は熱いし、ハアハアして吸い込む空気も熱いですから、やっぱりヘロヘロになりますよね)

そんな状態で帰ってきてすぐに食事となっても、人間でもやっぱり食欲は湧き難いですよね。
そこでまずはクールダウン。

お散歩帰りのワンちゃんの太腿からお腹に掛けてと顎下から胸の手前までを絞ったタオルやウェットティッシュなどで拭いてあげます。
人間の熱中症対策と同じように、太い血管がある部分を冷やしてあげると効果的なようです。
ワンコも首や足の付け根の内側などには動脈がありますのでこの部分を拭いてあげると良いかと思います。
我が家のワンコも扇風機で風を当てながら拭いてあげると気持ちがよいようで、おとなしくしています。

これで元気よく食べてくれれば問題ないのですが、どうも食いつきが良くない場合には、人間と同様にのどごしの良い“冷たいもの”作戦です。
冷やしておいたフードを与えてみましょう。

ドライフードの場合には水分量が殆ど無いので冷凍庫で、ウェットタイプの場合には冷凍庫だと凍ってしまうので冷蔵庫で冷やしておいたものを与えてみます。
これだけでも一気に食欲が湧くワンちゃんも大勢いるようです。
うちのワンコは室温でも大丈夫ですが、試しに少し冷やしてみたところ、やっぱり食いつきはUPした感じがありました。
お腹を壊しやすい子には注意しながら与えて下さいね。

食べる量が減ると必要な栄養素も不足気味になり、これも夏バテの原因になります。
味付けされていないジャーキー類を追加してあげるとたんぱく質やミネラルの補給となります。
但し、乾燥していて堅いため、食べやすいようにミキサーなどで細かくして、ふりかけ状でフードに混ぜてあげると良いでしょう。

ドライタイプやウェットタイプでもダメな場合には、水や市販のペット用スープで軟らかくして与えてみて下さい。
シニア犬の場合には水を飲むという意識が薄くなる傾向があるようですので、消化を助けると共に水分補給の観点からも効果的です。

水を飲まないワンコでも氷ならペロペロ舐めてくれる可能性が高いので、お腹を壊さない程度に氷を舐めさせてあげて下さい。
ペット用スープを凍らせると栄養も摂らせられて効果的かと思います。

ドッグフードを食べないからといって、人間の食べ物をそのまま与えてしまうのは(気持ちは分かりますが)やはり良くないようです。
中毒を起こす、ねぎ・玉ねぎ・チョコレートはもちろん、塩分や砂糖で味がついたソーセージ・ハム・パン、ケーキ、お菓子(アイスクリーム類も)、人間用に味付けしたおかずなどはダメです。

ワンコの食事を手作りされる場合の参考として頂ければということで・・・
・ご飯…ご飯は、体を動かすエネルギー源となる炭水化物の仲間です。
多くの犬は炊いたご飯が大好きで(子供の頃飼っていた犬の餌はドッグフードやスープかけご飯でした)、普通に消化吸収できます。
フードに少し混ぜる、ご飯だけあげるなどしても大丈夫です。
ただし、パン類は塩分が多いので、塩分が人間の1/5程度といわれる犬には適していないので注意して下さい。
(子供の頃にはよくパンの耳を与えていましたが、これは良くなかったのですね。)

・肉…肉は、良質なタンパク質源なので、塩やコショウなどで味付けしていないものを与えて下さい。
人間が生肉で食べてはいけない加熱して食べる肉は、寄生虫や食中毒の観点からも、犬にも加熱してあげて下さいね。

・ヨーグルト・・・ヨーグルトは牛乳が原料なので、総合栄養食に近いバランスの良い食べ物です。
腸内環境を良くする作用もあるので、夏バテへの効果もあるかもしれませんね。
ヨーグルトは割合ワンコに好まれる食べ物なので、食欲が無い時にも食べる可能性が高いです。
但し、お腹が緩くなる子もいるかと思いますのでその点は注意して与えて下さい。
栄養価の面からなるべく無糖タイプを与えて下さい。

・野菜…野菜は、ビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源になります。
人間が生で食べるものは生で、ボイルするものはボイルしてあげて大丈夫です。
野菜を加熱する事で灰汁や毒素を減少させる働きがあるので、生よりは加熱して与えるほうが良いかもしれませんね。
夏野菜は、体を冷やすものが多いので、夏場のワンコにも効果があるかもしれませんね。
当然ですが塩分やドレッシングなどの味付けはしないで下さいね。

・果物…果物は水分が多いので、夏バテ気味でも食べる可能性があります。
この時期は人間同様、桃やスイカ、メロンなどが好まれるでしょうが、食べさせすぎには注意して下さい。
ブドウの皮は犬に良くないと聞いたことがありますので注意して下さい。

長く食欲不振が続くようであれば、夏バテ以外の原因も考えられますので、その時には獣医さんに見てもらって下さい。

それでは、皆さんの工夫で是非ワンコに夏バテを乗り越えさせてあげて下さい。

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