柳瀬製作所へは、市販のハーフチョークを購入したものの、ワンちゃんに装着しようとしたところ小さすぎて頭が入らない、またはその逆でブカブカ過ぎてハーフチョーク機能が働かない、頭か抜けてしまうといったお悩みをお持ちの方からのお問い合わせをよく頂きます。
弊社ではチェーン部分の長さ調整に関しては“ステンレス製チェーンや丸カンを使用し、ステンレス本来の銀色での仕上がりで良ければ”という条件付きでお受けしています。
今回は“ハーフチョークのサイズが大きすぎてブカブカなので”というお悩みをお持ちの方から、チェーン部分の長さを短くして欲しいというご依頼をお受け致しました。
届いたハーフチョークは美しいカービング加工がされた立派な革製のハーフチョーク金具でした。
写真が小さい為お伝えしにくいのですが、かなり細かい加工がされていました。
お直し依頼品はこのようにいずれも完成品の為、本体部分を傷めないよう調整作業には最初から最後まで大きな注意が求められます。
今回は『内周で31cmとなるように』とのご希望ですので、ハーフチョークの内側にピッタリと沿わせる為に、紙製の測定具でサイズを確認していきます。
まずは丸カンサイズを含めていないチェーン長さで内周が31cmとなる位置を確定します。(最終完成品より数コマ程度長めの状態)
次に、取り替え丸カンを通して最終調整を行い、内周が約31cmとなるように組み立てます。
その後、革部分をしっかりと保護した状態で、丸カンの切り口部分を熔接し、熔接面の焼け汚れを手作業で磨き直して元の光沢に戻してあげて完成です。
いずれの工程も革部分が付いた状態で行う為、何も付いていないものの加工と比べるとかなり行い辛く注意を要する作業です。
左側の写真が元の長さ、右が調整後のハーフチョークです。
かなりチェーン部分が短くなり、すっきりとした感じになりました。どちらかといえば“首輪”に近い雰囲気ですね。
それぞれ、入っていた袋に戻し、エアパッキンなどで包装した後、代引きゆうパックで返送させて頂きました。
ハーフチョークのチェーン部分が、『短い』、『長すぎる』、『太すぎて重い』、『細すぎて不安』など、お困りの場合には、いつでもお気軽に柳瀬製作所までご相談、お問い合わせ下さい。
鎖屋兄弟達が一緒に考え、ご提案させて頂きます。
お問い合わせは メール (お使いのメールソフトが立ち上がります)・お問い合わせフォーム・お問い合わせフォームページ・お電話 にてどうぞ