お家にワンコがやって来るのは概ね子犬の頃ではないでしょうか?
鎖屋兄弟の長男のように、初めて自分で拾ってきて(4-5歳の頃だったかと)飼ったワンコが成犬に近い白黒模様の雑種の野良犬だったというイレギュラーな方も含めて、ワンコを家族に迎えると彼らとの間には日々様々な思い出が生まれては(消えても)いきます。
また、周りを見渡せば、ワンコと関わりのあるものが幾つか目に付くのではないでしょうか?
今回は思い出のハーフチョークをリニューアルされたもののサイズが合わずにお困りの方から以下のようなお問い合わせを頂きました。
『我が家にはもうすぐ4歳になる4.5kgのイタグレがいます。幼いころ使っていたハーフチョークが小さくなってしまったので、革工芸ができる知人に作り変えてもらったのですが、チェーンが短すぎて頭の出し入れが耳が切れてしまいそうなほどに出来上がってしまいました。サイズの注文も感覚的であやふやだったので反省してます。
なので、チェーンを取り替えたく注文させてください。』
そして新たに製作を希望するステンレス製ハーフチョーク金具の各パーツのサイズなどを記載されておられました。
どうやら新たにハーフチョーク金具を製作し、その金具を使用してもうひとつ新しい革製ハーフチョークを製作してもらうお考えのご様子。
いえいえ、それであればTOP CHAIN 柳瀬製作所の“ハーフチョークのサイズ直し”加工をご利用頂いた方が無駄なく現行製品をリニューアル出来るはず。
ハーフチョーク金具を製作する場合のお見積と共に、“サイズ直し加工”もご提案させて頂きました。
その結果、『サイズ直しの方向で進めていただきたいと思います。』とのお返事を頂きました。
そしてハーフチョークと共に、実際に頭のサイズ測るのに使用した紙テープも同梱して下さいました。
測定数値だと微妙に読み間違えた数値を記載・報告してしまう事もあるので、実寸した紙片があるのは心強い限りです。
受け取ったハーフチョークや紙片類を弊社で測定し直してみましたところ、やはり報告を受けた数値との間には数ミリの差が生じている箇所がございました。
これらの数値を基に再調整したサイズでご提案させて頂きました。
また、今回はお伝え頂きました“出し入れ余裕のサイズ”を参考に、弊社測定方法で内周26-27cm弱(紙片が26.7cmありましたのでそれに近い数値)になるようにお作りさせて頂く事に致しました。
ハーフチョークの上部のカン部分には楕円形に近いカンがついておりましたが、この部分は丸カンに変更することになりました。
各金具類の線径は変更しませんでした。(チェーンの線径は1.6mmです)
今回のお直し加工代金は ¥1100(消費税・送料は別途掛かります)
消費税(8%) ¥88
送料(レターパックライト利用) ¥360
合計 ¥1548 (2014年秋時点での価格です。材料価格などの状況により変化致します。)
取替え作業によって残ったチェーン部分には先端に小さなSカンをつけ、ミニフックにして同梱返送させて頂きました。
お直し加工したハーフチョークを返送後、お写真と共にワンちゃんのプロフィールやご感想を頂戴致しました。
名前はあずさちゃん。(2014年12月で4歳になります)
『ついこの間赤ちゃんだったのにすっかり落ち着いて大人になりました。(中略)なんとなく迫力不足なイタグレちゃんです。
今回は大人の雰囲気で真っ黒のハーフチョークを作ってもらいました。サイズの伝え方が不十分だったので
思いのほか小さく出来上がってしまい、今回柳瀬製作所様にサイズを直していただけたので、現在はお散歩に大活躍しています。
改めてありがとうございました。』
写真からもハーフチョークのシックな雰囲気が伝わってきますね。
どこかに眠らせたままにしてしまうことなく、幼い頃から使ってきたパーツも活かしながら再度使えるようになって、鎖屋兄弟にとってもやりがいのある仕事となりました。
“ステンレス製で銀色のみ”という制約はございますが、サイズ調整でお困りの時には是非お気軽にTOP CHAIN 柳瀬製作所までお問い合わせ・お声掛け下さい。
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