先週末の夕方、ポストに届けられた郵便物の中に1枚の絵葉書を見つけました。
見かけない絵柄の切手が2枚、その下には赤い文字で“Air Mail”“JAPAN”と書かれていました。
北極圏を犬ぞりで単独探検されている山崎哲秀さんから届いた絵葉書でした。
消印を見るとSIORAPALUKと書かれています。グリーンランドのシオラパルクから出されたものでした。
(鎖屋兄弟長男の誕生日と同じ日付だったので個人的にちょっと嬉しくなりました)
今年度も北極圏での活動のため、極地へ赴かれている、山崎哲秀さん。
絵葉書を出された時点ではシオラパルクをベースに活動準備をされているようです。
絵葉書には山崎さんお手製の犬橇と、橇を曳く犬達の姿、そしてその向こうには雪でしょうか?氷でしょうか?を被った北極圏の風景が広がっています。
遠くに見える太陽と空の色から、たぶん白夜の写真ではないかと思われます。
頂いた葉書には『“犬ぞりによる北極圏環境調査プロジェクト アバンナット”も当初の10年計画の最終シーズンを迎えました』と書かれていました。
実際には、地球温暖化に伴う北極圏の海氷の減少で海洋面が広がり、犬橇での移動が予定していたよりも少ない距離に留まってしまっているという問題を抱えておられます。
個人による活動なので、出来ることは限られてしまいがちですが、その中でも最大限の活動を目指して行動されておられる事には、いつも頭が下がります。
『犬ゾリでの活動はライフワークですが、グリーンランドとカナダの極北に、日本の観測拠点を設営するのが、目標であり、夢です。』の言葉でお手紙は締めくくられていました。
個人が日本の為に撒き続けようとしている種、私達も微力ではありますが、何らかの形で応援して行きたいと思います。
山崎哲秀さんの極地での行動や現地の様子は、<北極圏をテツが行く>ブログ内でこまめに報告されておられますので、是非一度ご覧になって下さい。
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