今年の10月は、毎週末になると雨が降る生憎のお天気が続きました。
最終週も台風と秋雨前線の影響で、やはり雨降りとなりました。
屋外のイベントや秋祭りも縮小や中止を余儀なくされ、残念な気持ちです。
そんな空模様の土曜日、大阪府高槻市まで出掛けてきました。
北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんが、地元のショッピングモールにて活動展示会を開催するとのお知らせを頂いていたからです。
今回は、現地での活動拠点とされている村の子供達が描いた絵画の展示もされるとの事で、それも楽しみにして出掛けました。
会場は、JR高槻駅の北側からデッキで直結されたアルプラザの1F、アクトアモーレという商業エリアの吹き抜け通路部分の一部をお借りしたものでした。
横に長くパネル展示がされており、ちょうど地元のケーブルテレビ局の方が取材を開始されたところでした。
取材についてはジェイコムさんのニュースで流れるそうです。
スマホアプリの<ど・ろーかる>をインストールして頂ければ、10/30からの1週間、山崎さんの取材ニュースが見られるそうです。
山崎哲秀さんと直接お会いするのは2年振り、前回はAVANGNAQ(北極圏犬ぞり遠征プロジェクト)活動10周年の記念報告会の時でした。
久しぶりの再会に握手。
2016-2017年の活動報告と共に、展示パネルの説明も伺いました。
私同様、お知り合いの方も複数、展示会に訪ねて来られていました。
アクトアモーレを訪れたお客様もパネルに足を止められていました。
子供達には、エスキモー犬達の写真が人気だったようです。
ですが、写真の防寒装備ではなく、普段の軽装でいらっしゃる山崎さんに気づかれる方は、ほぼおられず。
オーラを隠され過ぎです(笑)。
パネルをじっくり見るなど、興味を持って下さった方には、横に立って説明をされておられました。
パネル写真で写っているのと同じ(現時点の方が顔のラインは若干ほっそりです)人が、自分の横に立っていらっしゃることに気づいてビックリ。
でも、そのあとはニッコリ笑顔で説明を聞かれたり質問されたりしていました。
パネルの右側には、デンマーク領グリーンランドの北部に位置するシオラパルク村(山崎哲秀さんの現地での活動拠点)の小学校の子供達が描いた絵画が展示されていました。
前回、高槻市立清水小学校の3年生(現在は4年生)が描いた運動会の絵を持って行ったところ、そのお礼としてシオラパルク村の小学校の子供達が絵を描いてくれたのだそうです。
山崎さんのお話では、ここ10年でライフラインの整備は進んできたそうなのですが、極北の地なだけに過疎化も進んで来ており、これ以上過疎化が進むと、村の移転もありうるそうでした。
また、白熊については、内陸へ活動範囲を広げてきているようで、ヒトとの遭遇が増えているそうでした。
展示スペースの一部を使って、書籍やTシャツ、ポストカードなども販売していました。
現地での活動費の大半が自費なので、これらの売り上げが活動資金の一部となるのです。
ちっちゃな応援ですが、来年度のカレンダーを購入させてもらいました。(毎年、我が家の電話の前に掛けています)
犬橇犬を繋ぐために使って貰っているナスカンについては『長持ちしすぎです!』と笑っておられました。
北極圏の環境データを複数年に渡り測定しながらの遠征活動ですので、日本や世界にとっても学術面でも重要な活動となっています。
極寒の北極圏で暮らすワンコ用に、高カロリーのドッグフードや、山崎さん用に高カロリーで健康面にも配慮した活動食や、アルファ化米やレトルト食など調理負担と重量負担が軽減される食べ物、カメラなどの撮影機材(4K動画などが撮れるものだとその後の学術的なデータ解析にも役立つはずです)、寒冷地に強いソーラーパネルやバッテリーも電子機器が主流の現代では必需品かと思います。
近畿圏にもこれらの分野を得意とする企業がたくさんあると思います。
そんな企業が集まって、<オール近畿><オール関西>で山崎さんの活動をサポート出来るようになれば素晴らしいなあと思いながら、帰りの電車に揺られていました。(混んでいて座れませんでしたので)
山崎さんは、11/11に関東で講演(取材受けだったかな?)をした後、11/13に成田からデンマークに出発する予定だそうです。
間もなく始まる2017-2018の北極圏での犬橇遠征活動、天候に恵まれ、そして元気に帰国されることをお祈り致します。
今期も現地で頑張る犬ぞり犬のサポーターさんを募集予定です。
ご興味のある方は是非、山崎哲秀さんのサイトやブログをご覧下さい。
(柳瀬製作所の
トップページ下にも、山崎さんのサイトやブログ、そして昨シーズン分の犬ぞり犬サポーター募集にはなりますが、リンクが貼ってありますのでご覧頂ければ幸いです)