大阪を含めた近畿地方は6/10に梅雨入りしました。
ここ2日は青空の下、空気もカラッとしていて比較的過ごし易かったのですが、今朝からは再びシトシト雨が降り続いています。
自転車通勤にとっては少々辛い季節ですが、稲の生育や夏を前に大切な水を貯えるには重要な季節でもあります。
蚊にとっても嬉しい季節の到来ですので、ワンコをお飼いの方々は、フィラリア対策をしっかりしてあげて下さいね。
さて、今回はミックス犬をお飼いの方からお問い合わせを頂きました。
雌のワンコで1歳、『気になるものがあると突進します。』と記載されておられましたが、これは年齢の面から仕方ない部分もあるかと思います。(お転婆さん盛りの年齢ですから)
係留環境は土と砂利が混じった状態だそうでした。
ご希望の長さは5m以上との事でした。
ワンちゃんの体格が不明でしたので、今回は線径3mmと4mmの2種類のマンテルチェーンでご提案させて頂く事にしました。
引張強度の点からは、中型犬クラスの体格程度であれば、どちらのチェーンをご使用頂いても大丈夫です。
ただし、ステンレス製の場合でも、地面に擦られることで表面から擦り減ってきていまいます。
千切れやすくなる厚みまで擦り減るまでの期間が長いのは4mmのほうですので、この点からは4mmのチェーンがお勧めです。
また、チェーンの重さに注目しますと、短い鎖で常にピンと張った状態だと鎖の重さのかなりの部分がワンちゃんの首輪に掛かってきますが、長い鎖の場合には、実際に首輪に掛かってくる負担は地面からワンちゃんの首付近までの鎖とナスカンの重さだけなので、中型犬の体高だと最大でも200g位迄で収まるかと思います。
また、常時このお座り状態でいるわけではないので、普段はこれより小さい重さで済んでいるはずです。
(寝そべっている場合には首元への負担は殆どないかと思います)
地面部分の鎖も、チェーンのコマが丸っこい分、軽い力でスルスルと動いてくれますので、元気なワンちゃんの力であれば長い鎖でも苦にならないかと思います。
今回、係留側(固定側)はTカン(手カン)タイプでのご提案と致しました。
写真の通り、チェーンの途中に取り付けたロック用丸カンに手カンを通して使いますので、半分折りのような状態で使われる場合には、実際の長さ約5mより18㎝程短くなります。
(厚みのある部分に使用する場合には、厚みに合わせて、短くなってまいります)
この点についてもお伝えさせて頂きました。
結果、線径4mmのマンテルチェーンを使用し、ナスカンからTカン手前までの全長で5mとなるようにお作りさせて頂く事となりました。
今回製作した係留用チェーンは次の通りです。
STGMK-4.0 SW× 5m T-L ¥16,600(消費税・送料は別途掛かります 2020年初夏時点の価格です)
「石混じりの地面ですので、土だけや平らなコンクリート敷きの地面に比べると擦り減り度合いは少し早いかと思います。
特に、チェーンが地面に着いた付近から係留側方向へ1m程度の部分が、ワンちゃんの動きに伴って最もよく擦られる箇所ですので、この部分に注意しながら定期的にチェックしてあげて下さい。」とお伝えさせて頂きました。
今回使用したチェーンやパーツは全てSUS304ステンレス製ですので、表面が擦り減って来ても、梅雨の水濡れによる錆の心配は殆どないかと思います。
この点については、安心してお使い頂けるかと思います。
但し、濡れた鉄に触れたままだとステンレスの表面に茶色い<貰いサビ>が付いてしまいますので、この点はご注意下さい。
少しでも快適な係留となりますように。
有難うございました。
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