4月も2週目となりました。
今日からは、工場のある東大阪市やお隣の八尾市では、小・中・府立高校の新学期が始まりました。
通勤途中に見かけるソメイヨシノ桜は、木の上部付近にピンクの花が綺麗に咲いていますが、それ以外は殆ど葉桜になってきています。
既にツツジの花が咲き出しているところもあり、4月と5月が混ざり合ったような不思議な雰囲気です。
そんなニュートラルな季節の昨夕、郵便受けに北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんから送られた絵葉書が届いていました。
毎年、いつ届くかな?と楽しみにしている絵葉書なのです。
昨年は何かのトラブルででしょう、梅雨入り間近の6/10に郵便受けに到着しました。
文面を見る限り、なんだかかなり以前の事が書いてあります。
一番最後を見ると『2020.1.29 グリーンランド シオラパルクにて』でしめられていました。
ハガキが書かれたのは2020年に1月29日、現地シオラパルクで押された消印も1月29日になっていました。
裏側の写真部分に目をやると、2頭の犬ゾリ犬が写っている絵葉書の左下付近の表面が剥がれていて、AVANGNAQのロゴの下付近には青いものが付着していました。
どうやら青色のテープのようです。
薄い水色部分はテープの粘着部分が残った状態で、指を載せるとくっつきました。
通常であれば投函後1カ月程度で弊社の郵便受けに到着するはずなのですが、この時は4カ月超掛かっています。
コロナ禍の状況で、郵便物の輸送にも遅れが出ていることは想像出来ますが、さすがにちょっと長すぎる印象です。
想像するに、投函された絵葉書が、青いテープの貼られた別の荷物にくっつき、そのままどこか別の場所へ荷物と一緒に運ばれて行ってしまったか、青いテープごと、郵便を仕分けする何処かの箇所にくっついて長くそのままになってしまっていたのかではないか、と思われました。
どうせなら、前者の、別の荷物にくっつき、そのまま長く旅をして4カ月後に日本に到着した方が、夢があって嬉しいですね。
ともかく、<長旅お疲れさまでした!>が昨年度の北極圏からの絵葉書でした。
その点、今年の絵葉書は書かれてから1カ月以内での到着と、なかなかのスピード到着。
青空の下、橇と、雪の上で休憩する犬ゾリ犬達の姿が写った絵葉書です。
でも住所とメッセージが書かれた表側をよく見るとなんだか変です。
現地の切手が貼られていますが、 いつもは赤字で書かれている <Air Mail> の文字はなく、切手には消印がありませんでした。
代わりに、日本の郵便局のスタンプが押されていました。
今回は現地からではなく、いったん日本まで持って来て、それから投函されたようです。
今年度は、もしかすると自宅宛の荷物と一緒に送付し、到着後にご家族の方が発送されたのかもしれませんね。
山崎さんが
現地から定期的に発信されておられるブログには、現地の輸送状況については触れられていませんでしたが、もしかすると、グリーンランドからの郵便物の輸送状況が悪く、それを考慮して上述のような方法での発送に切り替えられたのかと考えられました。
(勝手な想像でしかありませんが、昨年の新型コロナウィルス流行以降、郵便物の輸送の大規模な遅れが継続しているのであれば、昨年度の絵葉書の大幅遅延を含めて合点がいきます。)
切手の文字は 右上がグリーンランド、左下が2020年7月 の意味です。
絵に描かれている家族のように、一日も早く世界中の人々が、コロナ収束の灯りにたどり着けることを願うばかりです。
北極圏で活動を続けておられる山崎さんと研究者の皆さんの観測の成功と無事の帰国をお祈り致します。