以前に製作した係留用チェーンをリフォームさせて頂きました

2023年12月11日お直し加工, 係留用チェーン

12月も10日を過ぎました。

日没も早まり、17時を待たずして工場周辺もほぼ真っ暗です。

夏から秋であれば、日没後には虫の声も聞こえてくるのでしょうが、冬の時期は、静けさと寒さがより一層実感されてきます。

工場周辺に明かりが少ない分、冬の星は比較的綺麗に見え、贅沢なのかもしれませんが、やはり暖かく華やかに見える街中のクリスマスの飾りや明かりが恋しくなりますね。

今回は、ステンレス製係留用チェーンをお作りさせて頂いた方から、お問い合わせを頂きました。

前回の製作時に支給頂き、係留用チェーンに取り付けたナスカンが壊れてしまったので、弊社の特注加工ナスカン（その形状から蛇口タイプナスカンと呼んでいます）に取り替えてもらいたいとのことでした。

また、ナスカンを取り替えるついでに、チェーン部分を1ｍ追加し、Ｔカンを通すためにつけてあるロック用丸カンの位置をワンちゃん側に20㎝移動させた位置に付け直して欲しいというご希望です。

チェーンの追加とロック用丸カン取り付け位置の変更も可能でしたので、お手元のチェーンを弊社までお送り頂きました。

ワンちゃんに近い側のチェーン部分が一番擦り減りが進みやすいので、新しく追加するチェーンは、ワンちゃん側の方に継ぎ足す形で、ロック用丸カンは現在の場所から、約20㎝分、ワンちゃん側の方に新しくつけ直す形でご提案させて頂きました。

今回リフォーム加工した係留用チェーンは次の通りです。

係留用チェーンの再加工

追加チェーン　STCM-3.0×1ｍ　特注ナスカン（STPN-5Ⅱf 蛇口タイプナスカン）への交換　ロック用丸カンSTPM-4015　￥9,020（10％消費税込み　2023年晩秋時点での価格です）

リフォーム加工時には、チェーン部分のすり減り具合などをチェックさせて頂きました。

その結果、場所によっては、線径3ｍｍのチェーンが2ｍｍちょっとにまですり減ってきておりました。

場所的な面では、チェーン途中に組み込んである回転カンよりもワンちゃん側のチェーンのすり減りが大きく進んできておりました。

まだ、すぐに切れるまでのすり減りではありませんでしたので、「定期的なチェックの回数を増やしてあげて下さいますよう、お願い致します。」とお伝えさせて頂きました。

写真のように、返送頂いた際にはチェーンや金具類からは艶が消え、ねずみ色になっていましたが、再研磨処理により、お直し加工後の写真の通り、概ね銀色の光沢を取り戻すことが出来ました。

リフォームした係留用チェーン発送後、お礼の言葉とともにワンちゃん達のお写真をお送り頂きました。

猟犬として活躍する、琥珀君（写真左　2歳）とマロン君（写真右　8歳）です。

2頭とも弊社で作成させて頂いたステンレス製係留用チェーンを使ってくれています。

琥珀君は、だいぶ大人びたワンコの顔になってきていました。

今季の狩猟期間を前に、穏やかな秋の日差しの下で寛ぐ2頭の様子が伝わってくる写真です。

熊は出ないそうですが、山間部で野生の生き物相手の危険を伴う仕事には変わりがありませんので、パートナーの猟師さんたち共々、くれぐれも大きなケガなど無いように狩猟期間を終えられますように。

有難うございました。