2024年のTOP CHAIN 柳瀬製作所は5日から今年の営業を開始しました。
年末から年始にかけての大阪は、日中は比較的暖かで、大晦日以外は晴れ間の多いお天気が続きました。
今年は中学1年生の娘を伴って、4日のお昼前から大神神社(三輪明神)へ初詣へ出掛けて来ました。
昨年と同様に近鉄電車に乗って桜井駅まで行き、そこから単線のJR万葉まほろば線に乗り換えてJR三輪駅へ行くルートを利用しました。
コロナ規制のないお正月でしたので、混雑が気になりましたが、近鉄、JR共に車内の混雑はほとんどなく、普段通りの静かな印象でした。
列車内でのマスク着用率は、30%程度の印象でした。
年齢が高い人ほど、着用率は高めのようでした。
ここ数年の恒例となっている、近鉄沿線にある<大福>というおめでたい名前の駅名板をパシャリ。
大阪府内では高安車庫の写真に見られるように青空でしたが、奈良県に入ると次第に曇り空の傾向に、道中、道路が濡れたところもたくさん見られるようになり、大福駅周辺から三輪山にかけては今にも降り出しそうな怪しげな空模様でした。
屋外でもマスク着用率は、30%あるか無いかの印象でした。
インフルエンザの流行が続いているのですが、コロナ以前のように、マスクで対策する事はあまり意識されなくなってきているようです。
参道の雰囲気はというと、昨年よりもお隣同士の間隔が少し近くなった状態で屋台が並んでいました。
今年は地元のお肉屋さんが揚げる<ミワコロッケ>の臨時屋台は昨年と同じ場所で出店されていましたが、¥300のミワコロッケ(衣に三輪そうめんを使用)は売り切れで、¥100円の(ミワ)コロッケが販売されていました。
(昨年は¥150でしたが、以前の¥100に価格が戻っていました。)
早速、恒例となっているコロッケを1個ずつパクパク食べてから二の鳥居を目指しました。
三輪明神と書かれた額が掲げられた大神神社の二の鳥居(木製鳥居)をくぐり、引き締まった空気感の中、参道を登っていきます。
今年も入ってすぐの場所に仮設の手水所が設置されていました。(使っておられる方は殆どいらっしゃいませんでした。)
道中、古神符納所で、工場に1年間置かせて頂いた古いお札を返して、拝殿へと進みます。
ここでも、人との接触を避けるため、コロナ規制がなくなった今年も自分でお札を納める形式に変更されていました。
参道では、今年も何ヵ所かで小型犬から大型犬までのワンコ達に出会いました。
拝殿の階段下に設けられているヘビの口から水が出る手水舎は、今年も大幅に縮小された形で解放されていましたので、そこで手を清めさせて頂きました。
階段をのぼり、大注連縄をくぐって、拝殿へ向かいます。
今年の初詣の参拝者は、昨年より多い印象でした。
去年と同様、以前は拝殿のすぐ前に設置されていたお札やお守りのお渡し所はなく、廊下を含めた拝殿前面に掛けられていた薄手のネット類も無く、拝殿の中まではっきり見えました。
変わっていたのはおみくじのコーナー。
コロナの流行以降、去年までは非接触型で、デジタル的に番号を選ぶ方式に変更されていましたが、今年からは以前のように、おみくじの番号が掛かれた棒が入った容器を振って取り出す方式に戻っていました。
不特定多数の人が触れる形なので、おみくじを引いた後の手などへの対応は個々人にゆだねられる形になったということですね。
拝殿右に掲げられる今年の干支の大絵馬には、うろこの具合が個性的な龍が描かれていました。
今年は全身を描く形をとっていないので、より大きく龍を描くことが出来ていて、良かったと思います。
ちなみに12年前の龍の大絵馬はこんな印象の絵でした。
(写真の上でクリックするともう少し大きな画像が見られます)
拝殿に向かったタイミングで、傘を策には微妙な程度で雨が降り始めました。
拝殿へ詣でた後は、順路に沿って、雨を避けるために少しうつむき気味に大神神社の祈祷殿へ向かいました。
今年も願い事を書き込む大絵馬は設置されていませんでしたが、<なでうさぎ>のお社は設置されていました。
残念ながら、願い事を書き込む大絵馬の設置はもうないのかもしれませんね。
なでうさぎさんで待っている間に、どうにか雨が止んでくれました。
ちょっと痛い箇所があったので、その部分をしっかりなでなでして、お賽銭を入れて、うさぎさんとさよならしました。
去年と同じく、大神神社の祈祷殿の前には大きなテントが複数設置され、そこで祈祷の受付が行われていました。
この辺りは変更ないようです。
この後は、三輪山を少しのぼり、狭井(さい)神社へお参りしました。
混雑解消のため、拝殿のかなり手前の場所で並んで待つ形になっていました。
お社の後ろ付近にあるお神水飲み場は今年も閉鎖されており、去年と同様にお社から離れた場所に臨時の拝戴所が設けられていました。
そこで、設置されている小さな紙コップにお水を入れ、飲ませて頂きました。
この後、久延彦(くえひこ)神社へと山道を移動します。
途中の展望エリアで大和三山と奈良盆地を眺めてから道を進みました。
雲が切れて来たので、昨年のように景色がはっきりと見えるようになってきていました。
昨年に比べるとかなり暖かな気候が続いていましたが、道中にある、三輪山に自生している<ササユリ>を保護している場所の植物は、やはり枯れていました。
このタイミングでしか訪れない場所なので、暖かい今年は本来のササユリが見られるのではないかとちょっと期待していたのですが、残念ながらダメでした。
竹藪の中の小道を抜けて久延彦(くえひこ)神社のお社に到着です。
お天気が回復してきたので、今年も大神神社の大鳥居を中心として周辺の奈良盆地が良く見えました。
子供達の今年の学問成就をお祈りし、甥用の受験のお守りを購入してから、竹藪の中を通る急な石の階段を今年もゆっくり足取りに注意しながら下ってお参りを終えました。
若宮では狛犬さんたちにご挨拶してきました。
やはり今年も食べ物の屋台が圧倒的に多かったです。
今年もヒット作がなかったわけではないと思うのですが、キャラクターグッズを扱うお店は、ポケモングッズを扱う一店舗だけでした。
お酒屋さんでは、昨年購入した、三輪山で自生しているササユリからとった酵母を利用して醸したお酒(三諸杉 特別純米酒 山乃かみ)をリピート購入しました。
道中の雑貨屋さん前では、簡易の当て物屋さんが開業されていました。
娘も中学1年生になったので(?)、今年はチャレンジしませんでした。
青果店では奈良県名産の吊るし柿や干し柿(あんぽ柿)が今年もたくさん並んでいました。
季節ものですし、美味しかったりちょっと懐かしかったりもするからでしょうか?、お店によっては、ほぼ売り切れてしまっているところもありました。
JR三輪駅近くにある、<みむろ>というもなか菓子を扱う和菓子屋さんでは、干支やお正月にまつわるものが飾られていました。
並びにある<栄寿司>さんに移動し、恒例となっている、にゅう麺を頂きました。
にゅう麺とお寿司がセットになったランチを注文。
ランチは昨年と同じ価格(¥1,000)に据え置かれていました。
14時過ぎで、お昼ごはんの時間からは少しずらしていたのですが、今年は親族揃ってのお客様(10人前後)がいらっしゃっており、その中には小さなお子さんが何人かいたので、お店の中はかなり賑やかな状態でした。
我が家も上の子が生後半年の頃(2007年)から栄寿司さんに連れて行っていたこともあり、その時も、他のお客様方が、喜んで迎えて下さったことを思い出しました。
(うちの子は、もちもちでプニプニだったので、触らせて!とモテモテでした)
家族へのお土産用に鯖の棒寿司を1本購入(こちらも価格は¥600で据え置きでした)して帰路につきました。
帰りの電車に乗る前に、お肉屋さんの本店でも、みわコロッケを1個ずつ購入してお腹に追加し、JR三輪駅に向かいます。
(看板の絵にもなっている名物店主さんが、揚げて手渡ししてくれました)
JR三輪駅では、毎年、足元でお出迎えしてくれるシカの絵柄の誘導マークに導かれてプラットフォームに向かいました。
帰路の電車も、車両編成が長い電車が来てくれたおかげで(普段は2両編成と短いのです)、大きな混雑はなく、日暮れまでに自宅の最寄り駅に戻ることが出来ました。
今年は、曇り、通り雨、晴れ間と、一通りの空模様を経験しながらのお詣り(今年の干支の龍からのメッセージなのかもしれませんね)となりましたが、概ね穏やかなお天気の下でお詣りすることが出来て良かったです。
このブログ記事を通して、お読み頂いた皆さまにも大神神社への初詣と同じご利益がありますように。