前回は、ワンコがリードを噛んでしまうので、噛みそうな部分をチェーンにした<チェーン付きリード>のお問い合わせがあるというお話を書きました。
今回、それに関連したことを思い出しましたので書いてみます。
以前、血統証付きの子犬をご購入頂く方へのプレゼントとして、ステンレス製の細いチェーンで作った係留用チェーンをブリーダーさんに提案した事がありました。
歯が生え始めたワンコ(人間の赤ちゃんも同じですが)は、きっと違和感があるのでしょう、なんでも齧りたがるようになります。
私の場合にも、ちょっと油断をするとあちこち色んな物にワンコの齧り跡が付いたり、ボロボロにされたりと言う経験がありました。
それを防止する為にも細くて軽めのステンレスチェーンで繋いでおくのが良いだろうと考えたからです。
しかし、ブリーダーさんの返事は『ノー』でした。 『何故???』
ブリーダーさんの理由はこうです。
『私達は血統証付きの犬を販売しています。それら犬の両親や兄弟にはドッグショーやコンテストで優秀な成績を修めたものがいるのです。
将来的にはこの犬達もコンテストを目指す事になる可能性があります。コンテストの審査内容は厳しいものです。ちょっとした部分でも減点対象となります。
仔犬がチェーンを噛んでもし歯が欠けたり歯並びが悪くなったらもうそれでコンテストには出せなくなります。チャンピオン犬になることで繁殖犬としての価値が生まれ、その子供達にも価値が出るのですから。』
そのような世界とは縁遠い世界でワンコを飼っていたので、全く気付かない事でした。
血統証つきのワンコを飼われる方の中には、純粋な飼育願望以外に繁殖目的(ある種の投資目的)の方もいらっしゃるのだと言う事。
それらの方にとっては、金属製の係留チェーンは繁殖犬としての資産価値を下げる恐れのあるものと見なされる事があるのです。
なかなか難しい問題だと感じました。
その事があって以来、ブリーダーさんに仔犬向けの金属製係留用チェーンを弊社側からお薦めする事はしなくなりました。
巷では当たり前のように血統証付だと思われる毛並みの良い様々な種類のワンコ達を見かけます。
ですが、ブリーダーさんにとっては、現在も考え方が大きく変化したとは思えません。
コンテストの為などと難しく考えず、現在進行形の噛み癖への対策で鎖を、とお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽に柳瀬製作所までお問い合わせ下さい。
ワンコが噛んでも切れない、しっかりしたチェーンをご提供させて頂きます。
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