ネットでは日本各地から特注製作品をお受けする事が多いのですが、最近の傾向として『ブログ記事に載っているものと同じものが欲しいんですが』と言うお問い合わせが増えてきています。
弊社サイトだけでなくブログにも目を通して下さるのは本当に嬉しい事です。
今回のお問い合わせは、以前セントバーナード用に使用していた2列のチェーンカラーを修理した時の記事をご覧になられた方からのものでした。
『同じ様な複数列(複数連)のチェーンカラーもしくは上部だけでなく首周りも含めた全体が金属製のハーフチョークチェーンは作れませんか?』というお問い合わせでした。
どちらの商品も弊社サイトには掲載しておりませんが、現在も“依頼品”としての場合のみに限定して製作している商品ですので喜んでお受け致しました。
チェーンカラーを製作する場合には、ご使用になられるワンちゃんについての細かい情報は頂ければ参考になるのですが、全体が金属製のオールメタル製ハーフチョークチェーンの場合には、ハーフチョークの首に当たる部分と、上部の引っ張って染める部分の働きをする鎖長さのバランスの都合上、ワンちゃんの首周り、そして顎から頭周りをグルッと一周させた、ワンコの頭の一番大きくなる部分の長さを正確に測ってもらう必要があります。
そして耳の形状(垂れている、ピンと立っている、長い耳など)の情報もあるとなおさら助かります。
チェーンカラーやハーフチョークチェーンは装着の際には頭をスッと通り、取外す際は片耳ずつ順番にヨッコラショと抜いて行く程度の長さが良いとされています。短すぎると装着時にきつくて可哀想ですし、躾の為のチョーク(締め付け)としての機能を果たすには不十分ですし、逆に長すぎると、引っ張ってもチェーンが絞まりきらず、適切なタイミングでの指示が伝わりにくいですし、何かの拍子にスポッと首から抜け落ちてしまう可能性もあります。
数年前、お花見に来ていた家族が連れていた黒いラブラドールレトリバーがリードをはずしてもらった瞬間、自由になったのを喜んで頭をブンブン振ったところ、首につけていたチョークチェーンが、ヒューンと遠くに飛んでいってしまったのを目撃した事があります。
短毛なのでチェーンの滑りは良かったのでしょうが、基本的に耳が垂れ気味の犬種なので適切な長さであれば、耳に引っ掛かって止まったはずです。やはりちょっと長めのチェーンを使用されていたのだと思います。
このお客様が使用を考えておられたのはブルドックでした。首周り、頭周り共に大きな犬種で、首の長さは短め、耳もさほど大きく無い垂れ耳ですので、緩めだとスポッと頭が抜けてしまう可能性があります。
さらに、オールメタルのハーフチョークタイプのご希望でしたので、首周り、頭周りをきちんと測定して下さるようにお願いを致しました。
その数値を元に、チョークの働きをする上部のチェーンの長さを色々と考慮して完成させたのが、下の写真のステンレス製オールメタルハーフチョークチェーンです。
お送りしたお客様からは、別のブルドック用として再度、追加のオーダーを頂きました。
現在は別のお客様殻のご依頼で、ゴールデンレトリバー用にステンレス製オールメタルハーフチョークチェーンを製作中です。
この商品は先に述べた理由から、各ワンちゃんの首周りと頭周りを確認し、ピッタリ合った形でしか製作致しません。 もう暫くしたらサイトでもこれら複数列(複数連)のチョークチェーンとオールメタルハーフチョークチェーンを紹介しようと考えておりますが、この部分をいかに分かり易くお伝え出来るかを思案中です。
お問い合わせは メール (お使いのメールソフトが立ち上がります)・お問い合わせフォーム・お問い合わせフォームページ・お電話 にてどうぞ