リード用チェーン金具を作成しました

2024年7月3日中型犬用のチェーン, 二頭引き/リード用チェーン

7月になりました。

曇り空にもかかわらず、日中は最高気温が30℃を超えるとともに、梅雨の時期特有の湿度の高さが相まって、工場内外は、もわっとした雰囲気の空気が漂っています。

風が吹くと幾分雰囲気が和らぐので、窓を開けると共に、扇風機を使って風通しを図りつつ製作作業を行っています。

田んぼの上を飛び交うようになったシオカラトンボやアカネトンボたちにはちょうど良い気候のようです。

さて、今回は肩掛けリードを使ってワンちゃんをお散歩させておられる方からご依頼を頂きました。

お散歩時などに、口元が届く範囲のリードを噛んでしまい、最終的にはリードが切れてしまわれたそうです。

お送り頂いたリードの写真がこちら。

横一文字に切れてしまったように見えますね。

そこで、新たに作り直すにあたって、お散歩時にじゃれついてリードを噛んできても大丈夫なように、ワンちゃんの口元が届く部分については、チェーンにしたいということで、柳瀬製作所にお問合せを下さいました。

弊社では、リードを噛み噛みされてしまうという悩みをお持ちの方用に、リードの先端に追加で取り付けるタイプとして、リード用チェーン金具を製作させて頂いております。

今回はリードとして作り込むため用でお考えですので、リード側部分については、Dカンタイプで製作して欲しいというご希望でした。

（市販のリードの先端に追加する場合には、ナスカンに引っ掛けるため、リード側には丸カンを取り付けています）

リードの先端用として取り付けるDカンの横幅（内幅）は15-16㎜がちょうど良いとのことでした。

弊社では、小型犬向けに線径2.5㎜で内幅が約16㎜のステンレス製Dカンは通常品としてあるのですが、今回のワンちゃんは体重15㎏の中型犬クラス。

線径2.5㎜では見た目に心もとない印象がありますので、線径3㎜で内幅が約15㎜のＤカンを手作業で1個製作してみました。

使用するチェーンは線径2.5㎜のステンレス製マンテルチェーン、先端に取り付けるナスカン部分につきましては、亜鉛ダイキャスト製のレバーナスカンと致しました。

ナスカンとＤカンを含めた全長は約35㎝でした。

この形で仮組した写真を添付してご提案させて頂き、結果、1本製作させて頂くこととなりました。

今回製作したステンレス製と亜鉛ダイキャスト製の複合タイプリード用チェーン金具は以下の通りです。

STGML-2.5×全長約35cm　D-3015（特注）DPLN-S（R-9 Niメッキ）　￥2，860(10％の消費税込み・送料が別途掛ってまいります。　2024年6月時点での価格です）

リード用チェーン金具発送後、ワンちゃんの写真と情報をお送り頂きました。

ワンちゃんの名前はブルーノ君、元野犬で、9月で2歳になる男の子です。

食べることが大好きなのですが、きゅうりは苦手なのだそう。

少しビビりだけど初めてのことが大好き。

でも、バイクの音と初めての人に頭の上を触られるのは苦手です。

バイクの音と初めての人に頭を触られるのは、多くのワンちゃんや人間にとっても苦手なものですから大丈夫ですよ。

元野犬の魅力を広めるべく、娘さんと一緒に競技会やモデル犬を目指して頑張っているそうです。

人間ならば20歳代半ばくらい、これからいろんな事柄をどんどん吸収して成長していく年齢です。

家族一緒に、楽しみながらチャレンジしていってくださいね。

有難うございました。

追記

後日、完成したチェーン金具付きのリードとブルーノ君のお写真をお送り頂きました。

素敵な作品に仕上げて下さり感謝致します。

ブルーノ君のリードへのじゃれつき噛みが、チェーンリードで徐々に解消してくれますように。