先週の月曜日、1本の電話がありました。
『9mmの太さの鎖が6m欲しいのですが』
“線径9mm”と言えば、一般の人からは滅多に問い合わせが来ない太さの鎖です。
担当の者が使用用途を確認した所、『舞台の道具として使用を考えています』とのコメントが。
何か重い物でも吊り下げるのかと思ったのですが、実際には、さにあらず。
『舞台で足かせ用として使用します。錆びていた方が良いくらいです』
なんと、囚人を繋ぐ足かせ用としての使用をお考えとのこと。
時々舞台でそのようなシーンを見る事がありますが、鎖の音や役者さんの立ち居振る舞いから、実際には軽い材質のものである事が伝わってきます。
舞台だから致し方無い事と思っていましたが、そこにまでリアリティーを追及する方がいらっしゃったとは、正直驚きでした。
早速、メッキをしていない生地そのままの鉄製鎖を準備し、お送り致しました。
その後、商品到着のお返事が届きました。
『有難うございます。メールさせて頂きます。鎖の舞台における存在感は凄いです。 地人会・和泉』
そりゃそうでしょう。見た目にも大きいですし、実際に10kg程度の重さはあるのですから。
ちなみに下の写真。
9mmといえばこれよりもさらに一回り大きな鎖になります。
どのような舞台作品でご使用になられるかをお知らせ頂けるとのことでしたので、詳しい事が分かり次第、このブログでご紹介させて頂きます。
(私共も興味津々です)
今回お問い合わせ頂きました <地人会>様はサイトをお持ちになられておられますので以下に紹介させて頂きます。
演劇製作体 <地人会> http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/
舞台スケジュールを含めた詳しい情報が掲載されておりますので是非ご覧になって見て下さい。