三輪神社（大神神社）への参詣

2000年から毎年、お正月には奈良県桜井市にある三輪明神（大神神社　おおみわじんじゃ）に参詣しています。

1999年の暮れに掃除をしていた所、＜大神神社＞と書かれた古いお札が出てきました。
包んである紙には所々に小さな虫食いがあったりしてかなり古そうでした。
裏を見てみると、先代社長とこの工場を建てた近所の土木工事会社の社長さんの名前が書かれていました。
どうやらこの工場が完成した後、大神神社へお参りに行ってもらって来たもののようです。
工場が完成したのが1986年か1987年だったので、もうかれこれ10数年は経っていたことになります。

そこで「これも何かのご縁か」と、2000年の元旦早朝に大神神社へ行ってみました。
大鳥居をくぐり、真っ暗な中、裸電球の明かり越しに浮かぶ参道の雰囲気に強く心を惹かれ境内へ。
ご神体は大神神社の建つこの＜三輪山＞自身ですので、拝殿よりもさらに山の奥にある＜狭井神社＞までお参りに。
ここで湧き水を頂いて1年の健康をお祈り致しました。
各神社への道中に通る暗い山道が醸し出す独特の雰囲気と土の香りが世俗な気持ちを清めてくれている感じです。
“山岳信仰”の生まれた理由が少し分かる気がします。

それ以来、毎年大神神社へ行き、工場の古いお札を納め新しいお札を頂いてくるようになりました。

この数年間は私一人でお参りしておりましたが、今年は1／4に、初めて家族3人で大神神社へ参りました。

家族で訪れると、神様には失礼なのですが、ちょっと旅行気分な感じもあり、「こういうのもいいなあ。家族連れで来られる方が多いのも分かる気が・・・」と、“お参りに”新たな感覚を持つ事が出来ました。

追記；お参りの後には本場の三輪そうめんを使った“温かいにゅう麺”を。
あっさりしていて疲れた胃腸にも優しい食べ物ですので、鯖の押し寿司（バッテラ）とともに是非ご賞味下さいね。