ザッピングしながら見ていたためそのシーンは見られなかったのですが、あちこちのサイトやブログでチラホラ書かれている、テレビドラマ<華麗なる一族>に登場した大きな金色の鯉、『将軍』。
殆どが冷笑なコメントばかりだったのでちょっと書いてみようと思いました。
皆さんがおっしゃっているように、あの黄金の鯉、実はロボットなのです。
広島県にある菱明(りょうめい)技研株式会社という、三菱重工業の100%子会社(いわゆる技術開発部隊)が製作した魚ロボットの1つで、開発から3-4匹目にあたったかと思います。
2006年、会社名をMHIソリューションテクノロジーズに変更されました。
最初に開発されたのが、“鯛”ロボット、次が“シーラカンス”その次に開発されたのが今回の“黄金の鯉”なのです。
愛知万博の会場では“泳ぐ鯱”ロボットを展示されたとか。
この後、口に分析センサーを取り付けた錦鯉風のロボットも開発されニュースになっていました。(見た目は?でした)
じつは、この鯉について知ったのは、最初に書きましたとおり、テレビドラマ<華麗なる一族>ではありません。
1/22に八尾商工会議所青年部で行なった部員向けの講演会の講師としてお招きした、八尾市中小企業サポートセンターの所長、川上和祐さんがお話の中でチラッと話されたからなのです。
私の住む八尾市では、平成16年の8月7日に市の関連組織主催で『新しいものづくりへの挑戦セミナー』の第1回セミナーが開催され、その時にこの菱明技研のプロジェクト担当者の方と共に魚ロボット達にもお越し頂いたと言う経緯があります。
その時には母校である八尾中学校のプールを使って泳ぎの実演が行われたそうです。
この日のお話で触れられたのはここまででした。
そこでもっと詳しく知りたくなり、色々過去の情報を探してみました。すると以下の事柄が分かってきました。
この日、プールでの実演を見せたのは“鯛”、“シーラカンス”そして“黄金の鯉”の3匹の魚ロボット達でした。
まずはじめに泳いだのが“鯛”、次が“シーラカンス”そして最後に泳いだのが“黄金の鯉”だったそうです。
この時の参加者さんの話によると、鯉の口の動きがリアルだったそうです。
これら“魚ロボット”達はその前後から全国各地(特に水族館)で泳ぎの実演をしていたようですので、中には実際に見られた方もいらっしゃるかと思います。
そして現在、これらの魚ロボット達は会社にお願いすれば<レンタル品>として貸し出してもらえるそうです。(お値段は不明です)
今回テレビに登場したのはこの<レンタル制度>を利用したものと思われます。
http://www.jara.jp/x3_jirei/h/mitsubishi/04.html
にこの鯉についての詳しい情報が写真と共に載っています。
また、MHIソリューションテクノロジーズ社の魚ロボットレンタル事業のページはこちらになります。(魚ロボットの泳ぐ映像が見られます)
華麗なる一族をご覧になられた方、ぜひこのサイトに掲載されている写真をご覧頂き、同じ鯉だったかどうかコメント下さい。
お願い致します。
追記;マイミクの皆さまへ
この記事は私のミクシー日記で書いたものですが、ある方から外部にも紹介して欲しいとの依頼がありましたので少し加筆し掲載いたしました。
次のミクシー日記はブログとは異なる記事を書きますのでこれからも見てやって下さいね。