2007年5月17日-18日との2日間に渡って、東京ビッグサイト西展示棟西3ホールで開催された大阪ビジネスEXPO2007に出展参加して来ました。
今回も異業種交流会マテック八尾ブースでの共同展示となりました。
担当者である直紀は前日の5月16日から現地へ乗り込み、会場設置準備を行ないました。
今回は弊社から小型マンテル鎖製鎖機を持ち込み、会場での製鎖実演を行う事になっていました。
大きさはコンパクトなのですが、総重量が60キロ以上となったため、機械を3つに分解して輸送する事になりました。
準備が進む会場に到着した時には既にブース内に機械を入れた段ボール箱が到着していました。
この事が、翌日の事件に繋がったのですが・・・。
翌日、17日からはいよいよ展示会の開催です。
別会場でもイベントがあるらしく、たくさんの人が東京ビッグサイトを目指して歩いてきます。
イベント開催前の余裕のVサイン。
今回は大阪府下7都市の市と商工会議所(堺・東大阪・八尾・北大阪・守口門真・松原・大東)がタッグを組んで共同で展示エリアを確保致しました。
マテック八尾が所属する八尾市では<河内(かわち)ものづくりフェア2007>という名称での展示活動を行ないました。
飛鳥時代に活躍した人々とのつながりが深い歴史を持つ面、世界に誇る工業技術や製品を有している面とをアピールした展示となっていたようです。
平日にもかかわらず、非常に多くの方々が、MATEC YAO ブース、そして製鎖機の前で足を止めて見学して下さいました。
しかし17日の午後3時頃に異変が。
マンテル製鎖機の歯車とカムの噛み合わうタイミングが狂いだし、鎖が編めなくなってしまったのです。
どうやら原因は輸送時の分解にあったようです。
分解、輸送、組立を行った事により、機械全体に小さなひずみが生じ、それがタイミングずれという形で徐々に鎖に現れてきたようなのです。
その後は復旧の為の修理作業です。結局翌日18日の午前10時頃までには無事に稼動を始めてくれました。
この期間ブースを訪れてくださったお客様には、動く製鎖機をお見せ出来ず残念だったのですが、逆に機械の修理作業工程を見学して頂く事に繋がりました。
ある意味、きちんと自分達でものづくりをやっていると言う証明になったかもしれませんね。
有り難い事に、18日もたくさんのお客様にマテック八尾ブースを訪問して頂く事が出来ました。
製鎖機の周りにも人が集まって下さいました。
年配の方からは、『なつかしいなあ』、若い方からは『すごいなあ』の声が。男女を問わず機械の動きに目を留めて下さいました。
実際に金属製のマンテルチェーンが作り出される様子を見た事がある方は殆どいらっしゃいませんので、共通して『いい物を見せてもらいました。有り難う。』と仰っていただけ、私共も実演展示をして本当に良かったと感じました。
今年、そして来年、どこかのイベントに参加する際には柳瀬製作所のサイトやこのブログでお知らせを致します。
展示条件が整うのであれば、また製鎖機械と共に参加したいと思います。
その時には是非、お越しになられ直接その目でご覧になってみて下さいね。
展示会出展お疲れさまでした。
皆さんが関心を持って見学されているご様子、伝わってきます。
ローテクと言ったら失礼なんでしょうが、だからこそ味があって、訴えかけるものがあるんでしょうね。
これがうまく仕事につながれば、もう最高なんでしょうが。そこが難しいですね。