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カナダからの葉書(山崎哲秀さんからの北極圏活動報告)

先週、柳瀬製作所宛に届いた郵便物の中に見慣れない切手がチラリと顔を出しました。
早速確認してみた所、北極圏での犬橇遠征活動(アバンナットプロジェクト)を行なっておられる山崎哲秀さんからのお手紙でした。

山崎哲秀さんから届いた絵葉書の表側(カナダからの葉書)

このお葉書を頂く少し前に奥様の有佐さんからメールと添付されたPDF文書で3月の犬橇での遠征結果報告をいただいておりました。

メールでは、
『哲秀のいるカナダの北極圏、北緯74度のレゾリュート周辺域においては、3月に入ってもマイナス40度を下回る日が幾日かあり、
また、日々の最低気温の観測史上最低値を更新した日も3月に5日間もあったようで、かなり厳しい冬だったようです。』
との文言があり、桜が早咲きした日本では想像を絶する寒さに、凍傷などの怪我はないかと心配していたのですがホッと一安心です。

頂いたお葉書の裏は昨年2008年4月にグリーンランドのラッセル岬近くで撮られた犬橇との写真が印刷されています。

山崎哲秀さんから届いた絵葉書(カナダ レゾリュートから)

空の濃い青色が雪面に映り込んでいる現地の風景、北海道でもなかなか見ることは出来ないのではないでしょうか?
(頂いた葉書の青の色合いはもっと濃い感じなのですが・・・デジカメ写真では再現出来ずすみません)

表には短いですが直筆でメッセージが書かれていました。
『皆さん、元気にされていますか?
北極圏プロジェクト頑張っております。
3月期の犬ゾリ旅行は無事終了。
ナスカンも一つの破損もなく助かっています。
2009年 3月27日 カナダ北極圏、レゾリュートにて
山 崎 哲 秀』

有佐さんからのメールでは、春分の日までの昼夜半々の状況から4月末からはじまる百夜に向けて、北極圏では目覚しい勢いで日照時間が延びているそうです。
4月5日現在、日の出は5時43分、日没は21時04分との事。うーん、日本では夏至でもここまで日没までの時間が長くなることはありません。
やっぱり地球は広いと感じさせられます。
『4月期の旅行は、次第に日照により、海氷面をソリが滑りやすくなり、また、吹く風も温かくなり凍傷の心配も減り、気候的にはかなり恵まれてくると思われます。』
“吹く風の温かさ”、間違いなく氷点下の冷たい風なのですが、痛さから冷たさに感じ方が変わるくらいの温かさにはなるのでしょうね。

今期の活動でも今までのところステンレス製ナスカンには破損がないとのことで安心致しました。

4月2日にスタートした4月期の旅行の様子が山崎さんの公式ブログで公開され始めておりますので、これまでの活動報告と合わせて是非ご覧になってみて下さい。

山崎哲秀さんのブログはこちらからどうぞ。 
北極圏をテツが行く

昨年度の活動は気温上昇により、海氷の流氷化する時期が早く思い通りに進まなかったそうですが、現時点では流氷化の心配はないようですね。
予定通りに遠征が進み、無事に帰国されます事を心よりお祈り致します。

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