柳瀬製作所のチェーンはペット用や吊り下げ用、工業的な使用などで多く使われていますが、時折、内装装飾やアクセサリー用として使用して頂ける場合があります。
今回は、以前柳瀬製作所のマンテルチェーンを使い西洋風の甲冑のオブジェを製作された工房はなさんからチェーンを使った新作のオブジェが出来ましたとのメールとお写真を頂きました。
今回のオブジェは羊をモチーフとし、木と鉄そして柳瀬製作所のマンテルチェーンを組み合わせたかなり大き目の作品のようです。
チェーンは木製の羊の口に咥えさせたハミの飾りや鐙を吊るす部分、そして手綱の代わりとしてご使用下さいました。
木の素材そのものの雰囲気を生かした胴体と頭部分、固定の為に使用された大きな鎹(かすがい)や鉄板を打ち出し曲げて作った大きな2本の角。
アクセントとしてそれらを繋ぎ合わせる鎖。(ジャラジャラ動く鎖は“静”(もしくは生)と“動”両方を兼ね備えているといえるかもしれません)
金属の冷たい印象が荒削りの木と相まって、“生きている感”を感じさせる作品になっているかと思います。
小さな子供が見たらきっと生きて動くと思い、最初は怖がるかもしれませんね。
焦げによる濃淡がついた顔つきが生命感を感じさせるのかなあ。
無機質な鉄の棒で作られた4本の足、木製の方がより生き物らしい感じを受けるのですが、きっとそうすると羊の模型になってしまうんでしょうね。
そうならないように鉄の棒にした?(と勝手に想像していますが)アーティストさんの感性はやっぱりすごいです。
頂いたメールでは、3/26のスポニチ(全国版)で工房はなさんのことが掲載されたそうです。
『今月末より、都心のショップ・2店舗にて工房はなの商品を取り扱ってくださることになりました!!』とのコメントもありました。
一点ものの芸術性の高いオブジェや作品類、感性にあった方にしかご購入頂けない商品ではありますが、ショップさんが取り扱ってくださると言う事は、作品に共鳴される同じ感性を持った方々が商売になる程度いらっしゃることの証明なのかもしれませんね。
ゴールデンウィークなどで都心に出かけられ、工房はなさんの作品をお店で見かけられた方がいらっしゃいましたらぜひ一声掛けてあげて下さいね。
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