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フランスのペット(ワンコ)事情を教わりました(お客様からのメール)

9月上旬、フランス在住の方からメールを頂きました。

9月後半に一時帰国される際、ご家族が飼われている生後5ヶ月のコーギー(女の子)をフランスを連れて帰ることにしており、これに合わせて躾用のチョークチェーンかチェーンカラーを作って欲しいというものでした。

何度かメールでのやり取りを行う中で、フランスでのワンコ事情をお伝え頂きました。
盲導犬などの介助犬(補助犬)を除いては、人間の社会生活内で活動を共にする犬は殆どない日本の状況とはかなり異なっていましたので、今回は是非皆さんにも今のフランスの犬事情の一端を知って頂ければと思い、以下にそのメール内容を紹介させて頂きます。

『柳川様
 
本当に丁寧なメールをいつも送っていただき感謝致します。
 
フランスは、人間と犬が本当に家族として暮らしています。
賃貸のアパートでも犬を飼うのは当然として認められています。
 
バスや地下鉄など全ての乗り物に、人と同じように乗ることが出来ます。
買い物にしても一緒に入店出来ます。
カフェやレストランでも同じです。
 
私が驚くのは、フランスのワンちゃんたちは躾が行き届いていると言う事です。
人と一緒に家族として暮らしているのですが、吠えたり犬同士喧嘩になることもなく、公共の乗り物やレストランやカフェでは、ちゃんと伏せして待っています。
レストランのテーブルに足を掛けて、食べ物を欲しがったり吠えたりなどの光景は見たことがありません。
 
主人の用が済むまで、本当にお利口さんに待つことが出来るのです。
 
犬を可愛がる気持ちは、日本人もフランス人も同じです。
だけどフランス人と犬の間には、人間が犬になめられているなんてことは決してないです。
 
飼い主とワンちゃんの信頼と上下関係には、日本と違うな・・・・って思ってしまいます。
 
私の住む家の近くに、ブローニュの森があります。
ここでは、犬もドッグランのように駆け回っていますが、馬も歩いたり走ったりしています。
もちろん、人間もジョギングしたりサイクリングしたり、人も動物も同じ場所で走り回っているのですが、暗黙の了解が此処には存在するのです。
 
飼い主は、自分の犬には責任持っています。
ここを散歩させていると、多くのことを学べます。
 
道のあちこちに、犬の糞の後始末用のビニール袋が設置されています。
ゴミ箱もたくさんフランスには設置されています。
 
私は、ここでドッグシッターの仕事をしています。
犬を家族として飼っているので、仕事で日中居ない飼い主に代わって、私が1時間指定された散歩コースを飼い主と同じ指示のもと散歩させるのです。
仕事中の飼い主に代わって、動物病院に連れて行くこともあります。
 
ときには、旅行で留守中ワンちゃんをお預かりしたりします。
フランスにはバカンスと言う制度がありますから、その期間預かったりします。
それは、散歩を引き受けているワンちゃんだけですが・・・・
 
(途中 略)
 
今、犬に掛ける言葉に関しては3ヶ国語を使います。(笑)
日本語・英語・フランス語です。
着け・座れ・待て・伏せ・良し・来い・行け・良い子・ダメ!など等です。
 
こういう言葉も同じフランス人でも飼い主の言う言葉が違うので、夫々メモして犬に使い分けています。
私が散歩させている犬は、今2ヶ国語が理解出来るようになっています。(笑)

(以下 略)』
 
今回は成長に合わせて、長さの異なる2種類のチェーンカラーをご注文頂きました。

また、ワンちゃんがフランスに到着後には、カフェにいるワンちゃんや、地下鉄でのワンちゃん、ブローニューの森のワンちゃんなどなど、散歩の時に見かけるワンちゃん達の写真などお送り下さるとの事でした。

これらもフランスでのワンコ事情を知る上での貴重な情報になるかと思いますので、お写真を頂けましたら、このブログで皆さんにもご紹介さて頂きたいと考えております。
ぜひ、ご期待下さい。

そして、今回、生のフレンチワンコ事情をお教え頂けましたI様には本当に深く感謝致します。有難うございました。
10月から始まる、ワンちゃんとのフランスでの“犬生活”が素敵なものとなりますように。

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