大阪もめっきり冷え込んだ今朝、柳瀬製作所の郵便受けに写真入の絵葉書が届いていました。
差出先はカナダのレゾリュートベイ、現在北極圏で今期の犬橇探検の準備活動をされている北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんからでした。
毎年、お正月になると近況を記して、犬橇探検開始までのベースキャンプとしているレゾリュートベイからエアメールを送って下さるのです。
今年は1/3にメッセージを記してくださっていました。消印は日付部分が若干見づらいのですが1/9となっているようです。
裏の写真は山崎さんが犬橇の先頭に立ち、指示を出すための長い犬橇用の鞭を降った瞬間を写したものでした。
鞭の長さが良く分かる写真です。空の青さが雪に反映し、写真の中の北極圏は全体が青っぽい世界です。
山崎哲秀さんが現地の様子を伝えているブログ“北極圏をテツが行く”では、昨シーズン終了から今シーズンの初めにかけて遠征経験のある2頭の犬ゾリ犬が相次いで天国に召されてしまったとの事です。
それに伴い、3月頃から始まる北極圏遠征計画に合わせた橇犬の再編成が課題として浮上してきているようで、北極圏の気象状況と共に、遠く離れた日本にいる鎖屋兄弟達にとっても犬達の橇引きトレーニングの進捗が気になるところです。
ブログで活動状況を拝見しつつ、山崎さんの今シーズンの遠征活動の成功と帰国報告を楽しみに待つばかりです。
北極圏以北では観測地点が少なく、さらに極地に近づくと人すら立ち入らない為、地表や氷層に関する正確な情報は殆ど得られることがありません。
そんな中、山崎さんが犬ゾリ遠征活動の中で行う現地の気象などの観測情報は、そのいずれもが極地で得られる最新情報となり、研究者の方々にとって大きな助けとなっています。
犬ゾリ遠征と共に観測と言う大役を担っておられますが、今期もくれぐれも気をつけて遠征活動して下さいね。
山崎哲秀さんの活動に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非、ブログやサイトをご覧になり、応援してあげて下さい。(サポーター募集などの情報も載っています)
宜しくお願い致します。