先週末は比較的良いお天気が続いた大阪でした。あちこちで様々な催しも開催されていましたのでお出掛けされた方も多かったのではないでしょうか?
鎖屋兄弟達は10/6の土曜日に、開催初日のペット博2012 大阪 へ出掛けてきました。
ペット博2012の会場は大阪南港エリアにある国際見本市会場 インテックス大阪の6号館(比較的大きな建物)A棟でした。
当日は10時から開場だったのですが、鎖屋兄弟達が会場傍に到着した10時40分頃にはインテックス大阪の屋内駐車場(屋上に設置されています)は既に満車状態で、長い車の列が出来ていました。
そこで一ブロック離れた場所にある空き地を利用した青空駐車場に駐車。こちらはまだガラガラの状態です。
インテックス大阪の建物に入るとすぐにワンコ達に遭遇。6号館会場前には待ち合わせなのでしょう、さらに沢山のワンコ連れの家族の方々がいらっしゃいました。
会場内に進むと、そこは既に『犬、イヌ、いぬ・・・』状態。まだ始まってから1時間しか経っていないのですが、視野の範囲内には必ず沢山のイヌの姿がありました。
毎年恒例となっているイベントなので、会場内をまずはざっくりと見学。ペット用品販売エリアには、柳瀬製作所のステンレス製金具類を使用して商品製作されているブースが幾つか出展されているのでご挨拶回りをしていきました。
どのブースでも多くの方が足を止めて商品を見ておられたのでまずは一安心。
その後は、会場内で気になった箇所を見学していきました。
今回は、犬猫については展示ではなく生体販売がメインとなっていました。
ミックス犬の生体販売も定着してきたようで、ここでも小型犬の交配種が数頭販売されていました。
また、マイクロチップ装着会ブースにもワンコ連れの多くの方が立ち寄っていました。マイクロチップ本体と装着料は無料ですが、マイクロチップの登録料として¥1000が必要との事でした。
折角の機会ですので、迷子のまま処分されていくワンコが少しでも減るよう、沢山の方がここで登録してくれればと思いました。
小鳥の展示コーナーでは、インコやオウムといった器用な鳥達には脱走防止用としてレバーナスカンが使用されていました。
(写真のように、他の種類の鳥はそのままでした)
カメラマンさんによる本格的なペット写真撮影ブースや、ペットの七五三写真撮影サービスブースなどもありました。会場内では”ペット=家族”が当たり前なのですね。
撮影時のカメラへの注意の引き方は人間の子供に対するものと同じでした。
お子さん向けにはいずれも有料でしたが、ワンちゃんとの散歩体験や、ウサギなど小動物と触れ合えるコーナー、サワガニすくいやアメリカザリガニ釣りコーナーが設けられていました。
その他には、猫達と遊べるねこカフェスペースや乗馬クラブクレインさんによる乗馬体験、フクロウや高などの猛禽類と一緒に写真が撮れるコーナーなどもありました。
飲食スペースではB級グルメの屋台が並び、美味しそうな匂いを漂わせていました。
イベントスペースでは事前登録しておいたワンちゃん達によるドッグファッションショーが開催されるとのアナウンスがあり人とワンコの流れが集中しだしたのでこのタイミングで引き上げることにしました。
イベントスペース横ではペットモデルの登録スペースが設けられおり、テレビや映画に出演したペットの写真が沢山貼られていました。(ブース自体の撮影が禁止になっていましたので写真はありません)
登録審査料を徴収するという形で、人間のモデル登録と同じシステムのようでした。ワンコ連れの方々は、皆さんちょっと気になるようでした。
今回の会場内の様子ですが、犬猫を含め、珍しい種類の生き物の展示はありませんでした。
初日の午前中という短い期間ではありますが、その期間内では会場に連れて来ている犬種も特に珍しいものはありませんでした。
ワンちゃんの比率は、小型犬が五割強、中型犬が三割強、大型犬が一割ちょっとという感じでした。
ここ数年、ペット博ではホワイトシェパードがよく取り上げられており、今回もホワイトシェパードのドッグショーが行われるとの告知がされていましたが、初日の午前中に、会場内外でホワイトシェパードの姿を見ることはありませんでした。
以前のような“流行犬種”という風潮は収まって、個々人が“自分の飼いたい犬種”を飼うスタイルが定着してきたのでしょうか?会場内を見てそんな感じがしました。
また、ここ数年で多頭飼いの来場者が増えてきている印象を受けます。多頭飼いされておられる方は、基本的には同一犬種もしくは類似したサイズの犬種を飼われておられる感じでした。
会場内での催しという特性からでしょうか?会場内ではワンちゃん用のカート(乳母車)を利用しておられる方が本当に多く見られました。会場での貸し出しは行われていませんでしたので、どれもご自身で所有されているということになります。
特殊な環境下であったとはいえ、この普及状況にはちょっとびっくりしました。小型犬から中型犬サイズのワンちゃんを多頭飼いされる方には今後、さらに広まっていきそうな印象を持ちました。
リード類はテープや紐が主流で革製は少なめでした。全部チェーンのタイプは残念ながら見かけませんでした。
リードを繋ぐ先は、首輪やハーフチョークを使用しているワンコが多く、一部でチェーンカラーやチョークチェーンを使用しているワンコが見られました。
ハーネスタイプを使用しているワンコは会場内では少なかったです。
ドーベルマンやボクサーなどのように犬種によっては、断耳、断尾されたスタイルが標準となっているものがいます。
(我が家のアメリカンコッカースパニエルも断尾が標準です)
ですが、最近はこの断耳、断尾をしないまま大きくする方もいらっしゃいます。弊社のお客様の中にも断耳していないドーベルマンをお買いの方がいらっしゃいますし、ペット博2012会場前でも断耳していないドーベルマンを連れた方を見かけました。
犬達が狩猟や警備といった職業を任されていた時代には、怪我や病気等のリスクを低減させる為に断耳・断尾は必要な行為だったのですが、今では、スポーツ程度や日常生活しか経験させることが無い飼い方が普通となっているので、これからは、動物愛護の観点も含めて、生まれてきた本来の状態のままの姿のイヌを飼う方も増えてくるのかもしれません。
それにより、将来は尻尾や耳の長いドーベルマンやボクサーが標準的なスタイルとなるかもしれませんね。
2012年度のペット博は大阪会場で終了のようですが、来年度も幕張や横浜、名古屋、そして大阪などの各地で開催されるかと思いますので、興味を持たれた方はお近くの開催会場へ一度足をお運び下さい。