月曜日の午前中のことです。
先週商品をお届けしたお客様が弊社をご訪問下さいました。
と、言いましてもお客様の住所は神奈川県茅ヶ崎市。
日曜日の夜、弟の携帯電話に『明日の午前にそちらにお邪魔したいのですが』という内容で電話が掛かってきました。
ビックリしましたが、快諾しました。
午前中にご訪問下さるとの事でしたが、始発で出られても列車の場合であればお昼前、飛行機の場合でも10時を過ぎる事が予想されました。
おおよそお昼前後に到着されるのだろうとイメージしていたのですが・・・。
午前10時半頃、1台のステーションワゴンが工場の前に到着しました。
降りてこられたのは、昨日お電話を頂いたお客様、ご主人と娘さんのお三人。
自動車で神奈川県からいらっしゃるとは予想していなかったのでビックリ。
さらに驚いたことに、車でいらっしゃったのはお三方だけではなかったのです。
なんとワンちゃんも一緒。それも4頭です。ご家族皆さんでの來阪でした。
ワンちゃんは白色と黒色のスタンダードプードル。黒色のスタンダードシュナウザー、そして白い中型犬(紀州犬?)の4頭です。
お客様は革製の犬具を製作されておられるのですが、なかなか納得出来る金属パーツに出会う事が出来ず困っておられました。
そんな中、検索エンジンから弊社を見つけられ、FAXや電話でのやり取りを通してステンレス製のハーフチョークチェーンの製作を依頼されてきたのです。
そして実際に弊社でお作りした商品を手にとられた上で、『直接会ってより具体的な部分まで詰めた話がしたい』と感じられ、今回の直接訪問となったわけです。
今までは鉄にメッキをしたパーツを入手されていたそうなのですが、品質面やサイズで納得いかない部分が多く、その点も踏まえ自分達の革製品に自信を持って取り付けられる金属パーツを準備してもらえるかの確認の意味も込めての訪問だったようです。
実際に見せて頂いた革製部品はどれもしっかりと作り込まれた感じが伝わってくるものばかりでした。
打ち合わせでは、ハーフチョークチェーン用の金属パーツと共に、リード用にナスカンのついたチェーンの製作依頼もお受け致しました。
私達柳瀬製作所のメンバーが全員犬(動物)好きだという点も、相談や依頼をする上での安心要素の1つとなったようです。
ワンちゃん達も柳瀬製作所の工場が気に入ってくれたようで、階段の上り下りが出来る黒色のプードル君とシュナウザー君は1階と打ち合わせをしていた2階の事務所の間を行ったり来たりしながら遊んでいました。
残る2頭も、階段下から羨ましそうに見上げておりました。
(当然、4頭全員から“ペロペロ”のご挨拶を受けたこともご報告しておきます。)
お昼過ぎで打ち合わせが終わると、すぐに帰宅の準備です。
運転席にご主人、助手席に依頼主、後部座席にはスタンダードプードル2頭と娘さん、シュナウザー君と白い日本犬君はリアハッチ側から供え付きの布製ケージにそれぞれ収まって帰宅の途につかれました。
ご主人が往復共に運転されるとの事でしたので、お目覚めの助けにと、オロナミンCをお渡ししお見送り致しました。
遠方からはるばる弊社までお越し頂いた事に感謝しますと共に、直接お会いしてお話しすることによる意思疎通の早さを改めて感じました。
やはり、電話、FAX、メールのやり取りでは十分にお客様のご希望や私共の思いが伝わらない事が往々にしてございます。
“鎖屋兄弟”が営んでいる少人数の工場ですので、必ず工場にいるというわけには行かない部分もありますが、早い時期にご連絡を頂ければ、日時調整が可能な事が多いですので、弊社訪問が可能な距離の方はお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせは TOP CHAIN 柳瀬製作所 sales@yanase-ss.com までどうぞ。