大阪では、週末から五月晴れの日が続いています。
(日曜日にあった皆既日食のタイミングはしっかり曇り空でしたが)
今週後半からは、再びしっかりした梅雨空が続くとの事ですので、明日までの良いお天気を利用して、工場内の空気をカラッとさせたいと思います。
さて、今回はお電話でのお問い合わせから始まりました
市販の係留用ワイヤーを使用しているが切れてしまいお困りとの事でした。
ワンちゃんは1歳の柴犬、土に砂利が少し混じった状態の地面に市販の係留用アンカーを埋め込んで係留しておられるとの事。
3.3m位の長さの係留用チェーンが欲しいとのご希望でした。
地面の状況とワンちゃんの年齢から、チェーンの線径は3mmと4mmの2タイプでお見積りさせて頂きました。
引張強度の点からは、柴犬くんの体格(体重が約8㎏)と1歳という年齢であれば、どちらのチェーンをご使用頂いても大丈夫です。
但し、ステンレス製の場合でも、地面に擦られることで表面から擦り減って参ります。
千切れやすくなる厚みまで擦り減るまでの期間が長いのは4mmのほうですので、この点からは線径4mmのチェーンがお勧めです。
短い鎖で常にピンと張った状態だと鎖の重さのかなりの部分がワンちゃんの首輪に掛かってきますが、長い鎖の場合には、実際に首輪に掛かってくる負担は地面からワンちゃんの首付近までの鎖とナスカンの重さだけなので、中型犬の体高だと最大でも200g位迄で収まるかと思います。
また、常時このお座り状態でいるわけではないので、普段はこれより小さい重さで済んでいるはずです。
(寝そべっている場合には首元への負担は殆どないかと思います)
地面部分の鎖も、チェーンのコマが丸っこい形状をしている分、軽い力でスルスルと動いてくれますので、柴犬の力であれば長い鎖でも苦にならないかと思います。
まずはTカン(手カン)タイプでご提案させて頂きました。
その後、係留場所と係留アンカーの写真をお送り頂きました。
連結部分にスクリュージョイントやリングキャッチと呼ばれる金具が使用されておられますので、
これが錆びついておらず、回して開けられるようであれば、Tカンではなく丸カンに変更して取り付けが可能です。
そこで、固定側を丸カンにした場合のお見積り表をお送りさせて頂きました。
但し、リングキャッチには最大開き幅がある為、今回ご提案させて頂いた丸カンをリングキャッチに直接つけられる場合には、開閉部分を広げて丸カンが通るだけの隙間 5mm以上が必要となる旨をお伝えさせて頂きました。
結果、係留側を丸カンタイプにした形でステンレス製係留用チェーンを製作させて頂く事になりました。
STGMK-4.0 SW× 3.3m M-30 ¥12,900(消費税・送料別 2020年春時点での価格です)
今回は固定側が丸カンタイプとなっております。
現時点では丸カンをリングキャッチで連結して使用する方法でのお話となっていますが、この丸カンの内径が30mmありますので、丸カンの中にナスカンや回転カンが通ります。
梅雨後半の大雨や、夏の日差しなど、現在の係留環境から一時的に移動して係留する場合などにお試し頂ければと思います。
有難うございました。
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