今回は2歳の柴犬をお飼いの方からお問合せを頂きました。
以前から弊社サイトやブログをご覧になって下さっておられ、今回、柴犬君の係留チェーンを検討するにあたって、お声掛け下さいました。
今までは土間部分で暮らしていたので、首輪のみで、お散歩時にリードで係留するという生活したが、これからは外飼いに移行する予定との事でした。
ただ、ワンちゃんには噛み癖があり、散歩中は大丈夫なのですが、庭で暫く係留しているとリードを噛み切ってしまうことが数度あり、外飼いにする事を心配してのご相談でした。
係留予定箇所には、地面から80㎝の位置にUボルトを設置した係留ポールが既にあり、それを利用する予定との事でした。
係留ポールからの移動範囲は、周囲の環境との関係で2,000mmでお考えとの事。
実際の製作依頼に関しては、
【犬側の短い鎖】(弊社で呼ぶ リード用チェーン金具に該当します)
ステンレス製リード用チェーン金具 チェーン長さ40~50cm
STGML-3.0×A-40~50cm
【係留チェーン】
ステンレス製マンテルタイプ回転カン付き係留用チェーン
(固定側丸カンタイプ)
STGMK-3.0SW×1.5~1.6m
と、具体的な組み合わせをご提示下さいました。
私共でもご提示頂いた内容を検討してみたところ、少し問題点があるように思われました。
そこで以下のようにお返事させて頂きました。(文章の一部紹介となります)
「リード用チェーン金具は40㎝と短いので、普通クラスの体高の柴犬ちゃんだと、連結したナスカンが常時地面に擦られるタイミングは少なめになるかと思われるのですが、豆しばちゃんですので、連結したナスカンが地面に着いてしまっているタイミングが多くなってくるかと思われます。
ナスカンはピンを押し下げる為の突起が出ているという構造の都合上、地面と触れる機会が多いほど、何かの拍子に地面に突起が押し下げられる誤作動が起こる可能性も高まってまいります。
お手数をお掛けする形とはなりますが、弊社ブログに紹介しているように、中に金属線が入ったビニル紐でピンが下がらないように固定しておいて頂けますと、屋外繋留時での安全性がアップ致します。
是非、ご検討頂ければと思います。」
結果、『係留ポールの単管がH800mmでありますので、下記の様に変更して頂くことは可能でしょうか?』
<マンテルリード用チェーン>
【40cm】→【1.3m】
<マンテル回転カン付き繋留用チェーン>
【1.6m】→【70cm】
『1つ心配なのは<マンテル回転カン付き繋留用チェーン>の回転カン部分が全長70cmの中に組み込んでも大丈夫かどうかなのですが…何か懸念点や問題はございますでしょうか?』
再度ご提示頂いた内容ですと、係留側のチェーン長さが短くなったことと、ナスカンが常時空中にある状態ですので、スイベルの代わりとして機能してくれることが期待されます。
その為、今回は係留用チェーン部分をスイベルなしの形に変更してご提案させて頂きました。
結果、再提案させて頂いた組み合わせでお作りさせて頂く事になりました。
今回の製作内容は次の通りです。
連結タイプステンレス製係留用チェーン
リード用チェーン部分 STGML-3.0 × A-1.3m(チェーンの長さ) M-4022 ¥6,000(消費税と送料が別途掛かります)
係留用チェーン部分 STGMK-3.0 × 0.7m(チェーンとナスカンの長さ) M-5030 ¥5,500(消費税と送料が別途掛かります)
首元がチェーンに変わった分、噛み噛みしたい盛りの豆しばちゃんも、噛んでも勝てないし、噛んじゃダメな事が分かって来てくれているかと思います。
春からの外飼い生活、リードの噛み切りの恐れがなくなった分、安心してお庭で遊ばせてあげて下さいね。
(チェーンや可動部分の定期的な擦り減りチェックだけはお願い致します)
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