今週に入るや否や、日本各地で梅雨明け宣言が出されました。
近畿地方も火曜日に梅雨明けとなりました。
今年は2週間足らずの梅雨、青空は嬉しいのですが、急激な気温の上昇と植木への水やりの回数の増加はちょっと大変です。
今回はワンちゃん用に係留用チェーンのお問い合わせを頂きました。
ワンちゃんは1歳3カ月になるゴールデンレトリバーで、線径6mm、長さが2mの係留用ワイヤーを使っておられたのですが、約1年で噛み千切られてしまったそうでした。
係留している地面の状況は、コンクリートの箇所と芝生の箇所の両方が存在しているそうです。
現在は、10m程の金属ワイヤーをピンと張り、上述の2mの係留用ワイヤーを通して、金属ワイヤーに沿って自由に動けるようにして使用しているそうです。
今回は、この係留用ワイヤーの代わりに係留用チェーンを使ってみたいというご希望でした。
また、ワンちゃん自身も良く動き回ると記載されていました。
ワンちゃんの犬種が大型のゴールデンレトリバーで、年齢が1歳3か月と若く、チェーン部分については、ワイヤーに通して自由に動き回れるようにしてあげるという使用方法を基に、線径4mmのマンテルタイプチェーンを使用し、ワイヤー側については、チェーンの末端に線径5mmの大きめの丸カンを取り付けて、ケーブルに通して使用出来る形でご提案させて頂く事に致しました。
末端の丸カンは切れ目をきちんと溶接しますので、 現在、ピンと張っておられるワイヤーの端っこから丸カンを通すことが可能かをご確認下さるようにお願い致しました。
ご確認頂いた結果、まったく問題ありませんとのお返事を頂きましたので、ご提案させて頂いた内容で、係留用チェーンをお作りさせて頂く事になりました。
今回ご依頼頂いたステンレス製係留用チェーンは以下の通りです。
ステンレス製係留用チェーン(係留側 丸カンタイプ)
STGMK-4.0 × 2m M-5030 ¥8,600 (10%消費税込み 送料別途 2022年春時点での価格です)
係留用チェーン発送後、ご感想を頂きました。
『品質的にもしっかりとした造りで、大変満足しております。
ただ、これまで使っていたワイヤータイプより重量がある分、
犬を見ていて、やや重たそうな感じはしますが、
これは強度、耐久性とのトレードオフの関係なので、
やむをえないと考えています。』
『また、現在、散歩中の引っ張りが強いため、
チェーンカラーにて訓練中です。
今後、ハーフチェーンタイプへの切替えも予定していますので、
その節は、また宜しくお願いいたします。』
係留用ワイヤータイプから係留用チェーンタイプに切り替えた場合、同じ長さだとチェーンタイプの方が重くなります。
それ以上に、チェーンタイプは色々な方向に自由に動くことが可能なので、以前までのワイヤータイプとは大きく動きが異なり、ワンちゃん自身がその動きに???となって、動きがぎこちなくなるようなのです。
それらも踏まえ、以下のようにお返事をお送りさせて頂きました。
『チェーンは、金属線を輪っかの形にしたものを連ねた製品ですので、同じ線径のワイヤータイプと比べますと、同じ長さでは倍くらいの重さになってしまいます。
また、ワイヤータイプに比べるとチェーンは動きがフレキシブルなので、今までの感覚と大きく異なり、若干戸惑っている可能性もございます。
(今までにも、切り替えて暫くはちょっと戸惑っている様子だったけれど、馴れると前より自由に動き回っていますというお話を伺ったことがございます)
短い鎖で常にピンと張った状態だと鎖の重さのかなりの部分がワンちゃんの首輪に掛かってきますが、長い鎖の場合には、実際に首輪に掛かってくる負担は地面からワンちゃんの首付近までの鎖とナスカンの重さだけなので、レトリバーちゃんの体高だと概ね180グラム位になるかと思います。
常時お座り状態でいるわけではないので、実際にはこれより小さい重さで済んでいるはずです。
チェーンの形状もコロンとしており、軽い力で引っ張っても割合スルスルと動いてくれますので、大型犬の力であれば2m程度であれば苦にはならないかと思います。
少し長いタイミングで様子を見てあげて頂けますと幸いです。』
あれから数週間、梅雨明けのお庭を元気に駆け回っていてくれますように。
成犬になって初めての夏です。
仔犬だった昨年とは大きく生活環境が変わっているかと思いますので、暑さ(特に蒸し暑さ)には気を付けて下さいね。
有難うございました。
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