12月も中旬になりました。
工場周辺で群生しているススキは、穂がふっくらと膨らみ、強めの風が吹くと、たくさんの種が、白い綿毛とともに舞い上がって、一見すると小雪が舞い出したように見えます。
季節の風物詩ともなっている綺麗な光景なのですが、油断していると、工場内のあちこちに綿毛が舞い込み、掃除が大変なのが困りものです。
さて、今回は2歳になる中型犬サイズのミックス犬をお飼いの方からお問い合わせを頂きました。
日中は、玄関先で市販の係留用ワイヤーを使ってワンちゃんを繋いでおられるそうなのですが、すぐにワイヤーが傷んでしまうため、チェーンタイプでネット検索され、弊社までお問い合わせを下さったとのことでした。
長さとしては、2m程度で考えておられるとのことでした。
中型犬であれば、強度的には線径2.5mmから線径3.0mmで大丈夫なのですが、係留用ワイヤーがすぐに擦り切れてしまう地面の状態ですので、ワンちゃんの日々の動きに伴ってチェーンがすり減る分の余裕をみて、線径3mmと線径4mmのマンテルタイプチェーンを使用したステンレス製係留チェーンでご提案させて頂きました。
その後、チェーンの線径は4mmをご希望で、係留した位置から確実に2mの長さが欲しいとのご連絡を頂きましたので、チェーンにつけるロック用丸カンの位置からワンちゃん側の長さがナスカン部分まで含めて2mとなる形に変更する形でご提案させて頂き、結果、この内容で製作することになりました。
今回製作した係留用チェーンは次の通りです。
STGMK-4.0×A-2.0m T-L ¥12,980(10%消費税込み 2023年晩秋時点での価格です)
発送後、すぐに『チェーンが無事に届き、到着した翌日から使用しています!』とのお返事とともに、ワンちゃんのお写真をお送り下さいました。
ワンちゃんの名前はコテツ君。
2歳になるミックス犬です。
野犬の子犬として保健所に収容されていたコテツ君を引き取り、家族に迎えられたそうです。
かなり引きが強く、ワイヤーで繋留しておられたのですが、足にからまることが多く、錆も気になっておられ、ステンレスの鎖を探して弊社へお問い合わせ下さったそうでした。
コテツ君も、最初は鎖の音にビックリしていたのですが、慣れて動き回っていたそうです。
コテツ君は『昼は玄関横の犬小屋の前で番犬して、夜は家の中の土間で爆睡しています。』のだそうです。
また、ご近所には、8歳になるシロちゃんという、コテツ君のお友達ワンコがいるそうです。
お送り頂いたお写真には、犬小屋の周辺に角ばった砂利石がたくさん敷かれているのが写っていました。
そこで、お写真のお礼とともに、「日中だけの係留かと思いますが、土だけやコンクリート敷きに比べ、角の多い砂利石だとチェーンの擦り減り具合が早くなるかと思います。
コテツ君が4本足で立った状態で、チェーンが地面に着いた部分から以降、係留側(後ろ側)へ70㎝位までの範囲が、一番、地面とよく擦られる傾向があるようですので、定期的にこの部分を中心にすり減り具合をチェックしてあげて下さい。
今回は線径4mmのチェーンですが、すり減って線径2mm以下になった箇所が出てきましたら、そろそろ交換時期とお考え頂ければと思います。
チェーンの擦り減りが進むと、チェーンのコマに遊びの空間(余裕)が生まれ、チェーンのコマ同士が絡まりやすくなってくるようですので、この症状も、交換判定の参考として頂ければと思います。」とお返事させて頂きました。
新しい係留用チェーンを付け、日中は、番犬活動のお仕事をしっかり頑張ってくださいね。
その分、夜はお家の中でぐっすり休んでください。(いい夢見てね)
有難うございました。
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