暦の上では<寒中>の東大阪市東部地域は、暦通りの寒い日が続いています。
先週の金曜日には広い範囲で初氷が張りました。
そんな中、工場や自宅にある梅の木の植木鉢には、まだ小さいですが蕾が出来始めていました。
風は冷たいですが、それを見るだけで少し温かみが感じられました。
さて、今回は北海道犬をお飼いの方からお問い合わせを頂きました。
北海道犬は、縄文時代にアイヌの人々が東北地方のマタギ犬とともに北海道にわたり、そのまま純粋性が守られてきた犬種で、1937年に国の天然記念物に指定されたそうです。
飼っておられるのは1歳雌の北海道犬で、体重は11kg。
係留されている時は基本大人しいのですが、山のふもとに住んでいるため、たまに猿などの獣の気配を感じると興奮ダッシュしてリードを力一杯引っ張ってしまうそうです。
狩猟犬ですので、本能で反応してしまうのでしょう。
家に人がいる時は、室内か室内に設置したケージの中で過ごしていますが、家の人が仕事などで出掛けている日中は、屋外につないでいることが多く、現在はクライミングロープ製のロングリードで係留しておられます。
ただ、過去にリードを噛み切った実績があるため、不在時に不安があり、今回、金属の係留チェーンにしようと考えられ、お問い合わせを頂きました。
係留チェーンの長さは5m、金具は犬側はナスカン、アンカー側はリングのみでご検討とのことでした。
係留環境は土とコンクリートだそうです。
使用する鎖のサイズは上記の状況からご提案いただきたいとのご希望でした。
線径が太いほど、チェーンが擦り切れるまでの期間が長くなりますので、長持ちにつながります。
そこで使用するチェーンにつきましては、線径3㎜と4㎜の2種類でお見積りさせて頂くことにしました。
ただ、頂きました文章中に『家人が仕事などで外に出ている日中は外につないでいることが多く』とのコメントがございました。
ワンちゃんを係留中にリードをかみ切ってしまった以外に、ナスカンが首輪から外れていたことがなかったかが気になりましたので、過去に書いた弊社ブログ記事を紹介させて頂くことにしました。
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52192334.html
「ワンちゃん側のナスカンをご覧いただき、ブログ記事内の写真のように、ナスカンの表面や側面についている開閉用のノックピンに細かな傷やへこみがないかをご確認ください。
類似した傷が多数みられる場合には、ワンちゃんには首元を地面にこすりつける癖があると推測されます。
外出時にナスカンが外れると大変ですので、もし傷があった場合には、ナスカンが外れた際にもつなぎ留めていられるように、補強をしてあげてください。
簡易的な方法ですが、記事に書きましたのでご一読いただけますと幸いです。
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52227126.html
それではご検討、お返事のほど、宜しくお願い致します。」とのコメントも添えさせて頂きました。
その後、『チェーン径に関しては、外に係留する日が週2、3日と少ないので先ずは3mmタイプで様子を見てみようと思います。
ナスカン外れについては一度ありました。
また、地面に頭部を擦り付ける事もありますので今後の事も考えて記事にあるようなダブルナスカンタイプ(U字)に変更していただけたらと思います。
お見積りの方、よろしくお願いいたします。』とのお返事を頂きました。
やはりナスカン外れがあったようです。
伺いましたご希望内容に沿ってお見積回答致しました結果、線径3㎜のチェーンを使用し、全長4mでワンちゃん側のナスカンが2個タイプのステンレス製係留用チェーンを1本製作させて頂くことになりました。
今回お作りさせて頂いた係留用チェーンは以下の通りです。
STGMK-3.0 SW× 4.0m M-5030(犬側に補助ナスカン付き) ¥18,920(10%の消費税込み価格 別途送料が掛かります)
年末以降、全国各地から豪雪の便りが届いています。
今回のチェーンは水濡れに強いステンレス製ですので、雪の中や雪解けで濡れた場所でも大丈夫です。
ただし、他のブログ記事内でも書かせて頂きましたが、塩分の影響はゼロではありませんので、融雪剤を含む水に浸かった場合には、真水で洗い流して下さいますようお願い致します。
寒さに強い体質の北海道犬ですが、一緒に遊ぶ家族の皆さんは、ワンちゃんほどには寒さに強くないかと思いますので、積雪を伴う冬の間は、外遊びはそこそこにして、屋内でたくさん遊ぶようにしてくださいね。
ありがとうございました。
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