ヤフー担当者さんによるセミナー(府青連主催セミナー)
10/25の午後、大阪府商工会議所青年部連合会(府青連)が主催するセミナーに行ってきました。
“地域商業活性化支援セミナー”という題名で、ヤフー(YAHOO!)担当者の方による講演でした。
会場は大阪東心斎橋にある オ・セイリュウ というゲストハウスで、結婚式や催し物が可能なスペース、レストラン、そして一階フロアには『ブラジル連邦政府商工観光省 観光局、ヴァリグ・ブラジル航空西日本』が設置されているというちょっと変わった一面も持ち合わせた場所です。(ブラジルがらみですから、もちろん夜にはサンバショーも開催しているそうです)
地下2階のブラジリアホール会場(夜はサンバショーのあるレストランシアター『ブラジリア』に変身)でのセミナーです。
講師はヤフージャパンの近畿エリアを担当しておられるスタッフの方が担当されました。
地元商圏の空洞化への対策として、他の地域からのお客様をネット上で獲得する事(商圏の広域化)を主眼においた、ヤフーのショッピングモールを例にしながらの講演でした。
地元商店街全体ではなく、個々の商店が生き残るための手段と言う部分に、現状の厳しさと、寂しさを感じてしまいましたが、ショッピングモールの持つパワーの凄さや怖さも伝わってくるものでした。
セミナーの中で気になったキーワードをあげておきます。
・(ネット上の)ショッピングモールに来るヒトのうち、まだ何を買うか決めていない人が30-40%位いる。
・ショッピングモール出店時には6ヶ月程度の事業計画(目標)が立ててあること。
・実店舗以上に在庫は確保して欲しい。(欠品はお客が離れる要因のひとつ)
モール内には同じ商材を扱うお店も多く、欠品するとそちらに流れてしまう危険性が高まるのですが、この部分は実店舗以上に怖い部分ですね。
実店舗であれば、他のお店を捜すにしても移動距離に限界がありますが、ネットの場合はボタン1つで、別のお店に行く事が出来るのですから。
・お客様がお店に“ハマッて来る”順番を考える。(写真→キャッチコピー→説明文)
<3秒ルール>対策上からも、長い説明文を見せるよりも、まずは視覚的な写真で訴える事が重要!
・サイト内の回遊率を高める事により購買率をUPさせる=ついで買いさせる。
・決済方法は多い方が良いが、手数料に注意!
・お客様を集める上でメルマガのメルマガ活用にはメールアドレス収集力が鍵となるが、どう集めるか、そしてどう利用するかが、メール開封率の上からも問題。
1.商品毎等で送る相手を絞り込み、必要の無いメールは送らない。
2.うんちく、占いなど、メルマガファンを作るための情報を送る。(メルマガでの商売は控える)
3.顧客リストの集め方(懸賞でのリスト集めの良し悪しを考える)
・利益率は25-30%を見ておかないとかなり厳しいものになる。
利益率の話の中で例として出された“焼酎”の話。
一般的な焼酎の場合、20%の利益率がありますが、<赤兎馬>という焼酎では利益率が40%程度にもなるとの事でした。
焼酎を扱うネットショップではよくこの<赤兎馬>がプッシュされて(薦められて)おりましたが、そういった背景があったからだと言う事が分かったのは有益でした。
個人的には<3秒ルール>の部分が現時点で一番役立つ情報でした。
上記キーワードの中で皆さんの参考になるものがあれば幸いです。