イングリッシュマスティフ用に太いチョークチェーンをお作り致しました

2014年6月30日チェーンカラー・チョークチェーン, 大型犬用のチェーン

鎖屋兄弟のTOP CHAIN 柳瀬製作所へお問い合わせ頂く方々との遣り取りのスパンは様々です。

お問い合わせを頂き、それに対するお返事でまとまるものもあれば、複数回の遣り取りでまとまるものもあります。
もちらん、遣り取りの上で成立しなかったものもたくさんあります。

スパンとして長くなる傾向のものは、ワンちゃんの成長を待ってというもの。
実際、3ヶ月前後のワンちゃん用にと、しつけ用のチョークチェーンのお問い合わせを受けることもあります。
但し、この場合には次のように回答させて頂いております。

「サイズさえきちんと測定して頂ければ、その体格のワンちゃんに適したサイズのチョークチェーンをお作りすることは可能です。

ただ、何より3ヶ月前後のワンちゃんという点で、しつけにチョークチェーンはまだ早いのでは？という気持ちもございます。
人間で言えばまだ2-3歳程度、無茶をするのが当たり前の年齢です。
犬同士の社会生活もままならない年齢ですので犬のルール、人間のルール、共に殆ど分らない状態だと思います。

ワクチンなどの効果が出てくるまでの期間の事もありますのでお外へのきちんとしたお散歩はもう少し先になるでしょう。
この時期はチョークチェーンなどの道具を使ってのしつけよりも、首輪やハーネスに慣らせたり、して良いこと、してはいけない事、そして何より人間は信頼出来る仲間だということを、褒めたり、叱ったり、ご褒美を与えたりしながら、愛情を持ってじっくり教えていってあげて欲しいと思います。

犬に関する本を読んだりしますと、2ヶ月で親兄弟と離してしまうのは少し早いと書かれたものが多くなってきています。
人間が犬社会のルールに近いものも含めて、しっかりと接して教えてあげなければ、大きくなって問題行動が出てくることにも繋がるようです。

まずは、生後半年位までの間、チョークチェーンを使わずに生活をしてみては如何でしょうか?
半年を過ぎ、外の散歩で引っ張って仕方がないなどの状況があるようでしたら改めてチョークチェーンと弊社のことを思い出して頂ければと思います。

http://www.yanase-ss.com/chokechain_tukaikata.html

の下部分の文章を参考に、首輪やハーネスでお散歩の練習をして頂くと良いかもしれませんね。

私的な見解を交えた長文のお返事となり申し訳ございません。

チョークチェーンのこと、それ以外のことでも結構ですので、何かございましたらいつでもお気軽にお問合せ、ご依頼下さい。

『それでもやっぱり、必要です』ということであれば、製作させて頂きます。」

今回、チョークチェーンの作製をお受けしたイングリッシュマスティフ君の場合には、最初にお問い合わせを頂いた時（2013年11月）の年齢は1歳を過ぎたちょうどヤンチャ盛りになってくる頃でした。
ただ、まだもう少し体格が大きくなってきそうということで、チョークチェーン製作にはもう少し時間を見ることとなりました。

ちなみにこの時点でのワンちゃんの頭周りは75cm、体重は約90kgありました。

そしてこの6月、2歳を過ぎて体格も安定してきたようなのでということで、再度、チョークチェーン製作のお問い合わせを頂きました。

『やっと２歳を迎え頭の大きさもこれよりは極端に大きくなることはないかと思い注文を入れさせていただきます。
頭の大きさは昨日計測したところ、77cm　でした。体重は100kg近いと思います。
なにせ力がありすぎるので丈夫なチェーンカラーをお願い致します。』

今回のお見積もりでは、使用時の動きが滑らかなマンテルタイプチェーンとして、弊社で一番線径が太い5mmのステンレス製マンテルチェーン、そして太さの観点から、線径6mmのリンクタイプチェーンの2種類でご提案させて頂きました。
この線径6mmリンクタイプについては、セントラルアジアシェパードドッグ用として2011年春にチョークチェーンの製作実績があり、今回も十分耐えうると判断致しました。
その時のリンクチェーンに関する過去記事は　http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/51870447.html　です。