6月に入ると、日本列島も半分近くが梅雨入りを迎えました。
大阪の今年の梅雨入りは6/4(土)でした。
ちょうど11年前の2005年の6月4日も土曜日でした。
この日の朝、工場で暮らしていたワンコのチビクロが天国へ旅立ちました。
チビクロの亡骸を工場のある東大阪市の引き受け施設に届け、工場に到着する少し前からポツポツと車のフロントガラスに雨粒が落ちてきました。
まもなくして、ラジオからは『近畿地方が入梅しました』とのニュースが聞こえてきました。
夏の時期、チビクロは蚊取り線香は焚いて貰っていましたが、フィラリア予防はしてもらっていませんでした。
年齢を重ねるに伴って気管支の具合が悪くなってきた為、動物病院で診察を受ける際、一緒フィラリアの検査をしてもらったところ、<陽性>との結果が。
ご近所の工場のワンコ達も陽性だったと聞いていたので、「やっぱりか!」という気持ちでした。
チビクロは既に高齢犬の年齢に差し掛かっており、気管支等にも問題を抱えている為、手術での除去は困難との事でした。
また、強い薬を投与し成虫を殺してしまうと、それが血管を詰まらせてチビクロ自身も殺してしまう可能性があるとの事でしたので、弱いお薬を投与して、これ以上フィラリアの成虫が体内に増えないようにする治療方法となりました。
そういうわけで、チビクロが亡くなった2005年から開始したブログでは、毎年、夏前から秋の終わりに掛けての約半年間の間に、フィラリア予防対策を喚起する記事をアップしてきました。
ブログのカテゴリーとして幾つかの記事を纏めてありますので、以下に紹介させてもらいます。
<ジュディ犬気分屋ブログ>の過去記事から
http://douraku.kusari.info/archives/cat_10022338.html
<鎖屋兄弟の奮闘記ブログ>の過去記事から
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52197436.html
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52057041.html
記事の中で何度も書いてきましたが、蚊取り線香や虫除けスプレーなどで蚊によるワンちゃんの吸血被害をゼロにする事は、今の日本では限りなく不可能に近いです。
現状、ワンちゃんをフィラリア症から守る方法は、獣医さんから処方されるフィラリア予防薬を、決められた期間内は必ず投与する事しかありません。
フィラリア予防薬の投与は、ご自身の家族の一員であるワンちゃんだけでなく、周りで暮らすワンちゃんをフィラリア症から守ることにもなります。
動物病院へ行かないとお薬が処方してもらえないという手間はございますが、6月中なら十分予防対策に間に合いますので、ぜひ、ワンちゃんと共に動物病院へ足をお運び下さい。
そして、今年も安心して蚊の時期を乗り越えられますように。