全国的に、週末になると長雨や台風の影響で雨降りとなるお天気が続いていますが、今週末も各地で雨が降るようです。
大阪も今朝から風が強くなってきていますし、午前中の天気予報によると、明日は午後から台風に伴う雨が降り出すとの事でした。
昨日まではヒンヤリしていましたが、今日はなんだか少し蒸し暑い感じ。現在の室温は30度弱にまで上昇しています。
この季節は、秋雨前線の位置によって、夏の空気が戻ってきたり、秋の空気に入れ替わったりと、気温差が大きくなるので、体調管理が大変です。
人間にはちょっと難ありな条件ですが、1日の気温差が大きく、湿度が高い状態が生育に適しているのが<キノコ>の類です。
“味覚の秋”の一翼を担っているキノコ類ですが、残念ながら、安心して食べられる種類は限られています。
環境さえ整っていれば、野山だけでなく街中のちょっとした場所にもひょっこり顔を出す様々なキノコたち、9月中旬から我が家のワンコの散歩コースでもちょこちょこ見られるようになってきています。
地面だけでなく、枯れ木にも様々なキノコが生えてきています。
桜の枯れ木に生えているキノコは、サルノコシカケのような硬いタイプでしたが、毒性については不明です。
カメラを持たずのお散歩時に出会ったキノコや、夕方だったので萎んでしまっていたキノコなど、写真に撮れなかったキノコも数種類ありました。
キノコではなさそうな感じの、こんな白いものも育ってきていました。
散歩コースは特別な場所ではなく、10数種類程度の木が植えられていたり、花壇が整備されていたりといった、街中に普通にある公園ですので、皆さまがお住まいの地域でも、同じように生えてくる可能性は十分考えられます。
リードを短めに持ち、ワンちゃんの進行方向の少し前に目をやって、キノコが生えてきていないかを確認してあげて下さい。
また、散歩道の片隅などに、こんな小さくて白い花が咲いていませんでしょうか?
実はこれ、自生しているニラの花なんです。
最近、街中でもちょくちょく見かけるようになりました。
とても小さな種をたくさん付けるので、家庭菜園などで出来た種が広まってきたのかもしれませんね。
ニラを買って食べたことのある方なら、葉っぱの部分に目をやると、細めのニラの葉っぱなのが分かるかと思います。
手で葉っぱを押してみると、はっきりとしたニラ特有の香りがすることもあります。
ただ、このニラ、雑草が生えている場所に、混じって生えてきていることも多いんです。
ワンちゃん達は道端に生えているイネ科の植物の葉っぱ(細長い葉っぱです)を食べる事があるかと思うのですが、間違って一緒に食べてしまうとちょっと問題です。
ニラはネギの仲間ですので、体調や齧った量によっては中毒症状を起こしてしまう場合があります。
自生しているニラは、この時期が開花時期ですので、ワンちゃんが近づかないように、注意してあげて下さい。
また、花が終わってしまうと、気付きにくくなりますので、今のうちに、ニラが自生している場所をチェックして覚えておくことも大切かと思います。
(草を齧らせないのが一番なのですが、ワンちゃんの日々の体調によって、本能的に突然、イネ科の草を齧ってしまう場合もありますので、お願い致します。)
朝夕の気温の低下に伴い、蚊の飛び交う数は減少してきていますが、11月頃までは、マダニが活発に活動する時期になっています。
ワンちゃん、飼い主さんともに、草むらへの不用意な侵入はなるべくしないようにするとともに、帰宅後にはブラッシング、そしてワンちゃんにはフロントラインをはじめとした薬による虫よけ(虫の駆除)対策もお願いします。
周囲への注意と、虫よけ対策とで、ワンちゃんと共に家族揃って、楽しい行楽の秋を迎えて下さいね。