5月もあと少しとなりました。
今年は近畿地方も梅雨入りが早く、週の半分が雨模様、その上、週に1度は大雨が降るといった、少々暴れ気味な状況です。
工場周辺の田んぼでは、先週後半くらいから天気の良いタイミングを狙って、急ピッチで代搔きや田植えを行っておられます。
田んぼに水が入り、子育てのエリアが小さくなって困り気味のケリさんと、代掻きされたおかげで餌が捜し易くなったとやって来たカルガモさんの姿が対照的です。
さて、今回はこんなお問い合わせを頂きました。
ご近所に10年以上いるワンちゃんを、飼い主さんに許可をもらってお世話させてもらう事になったので、現在の飼育環境を変える為に、長くて犬の首への負担が少ない係留用チェーンをと考え、お問い合わせを下さいました。
ワンちゃんは細めで柴犬位の体格、性格的には非常におとなしくて、時折軽く引っ張る程度との事。
係留している地面の状態は、土がむき出しの場所で、小さな石も少し混じっているそうでした。
一緒にワンちゃんと地面が写っているお写真をお送り下さいました。
確かに土がメインで、所々に石が混じっている感じ。周辺には石(砂利?)がゴロゴロしている箇所もあるようです。
首元に目をやる限りでは、現在、係留は布紐のリードで行われているようです。
ご希望の長さは2-3mで、長さが変えられるように製作可能でしょうか?との事でした。
地面には石が混じっていますが、ワンちゃんの年齢と日頃からおとなしいとの事ですので、使用するチェーンの太さは線径3mmとさせて頂きました。
地面を移動する事で、チェーンの表面から擦り減ってきますが、擦り減るスピードはゆっくりだと思いますので、線径3mmのチェーンでも長くご使用頂けるかと思います。
長さを変える事をご希望ですが、複数のナスカンで連結する方法ですと、地面に擦れた際に誤作動で外れてしまう可能性が生まれてしまいます。
そこで今回は、長さの異なる2種類のチェーンを用意し、これを組み合わせる事で約2mと約3mのチェーンにする方法でご提案させて頂きました。
この方法の場合であれば、誤作動による連結部分からのチェーン外れはなくなります。
但し、図の丸カンにナスカンを一度通す作業がありますので、長さを調節する際には、その間、ワンちゃんを別の紐などで繋いでおく作業が生まれる点をご了承下さいと、お返事致しました。
メールでの回答後、改めて小屋周りの行動範囲を確認され、寸法を何度も測り検討した結果、2.5m 1本での製作をご依頼頂きました。
但し、係留の道具はドッグポールで、お調べ頂いたところ、ドッグポールの先の穴は2.5cmほどしかなく、ナスカンを通す事が出来ない構造になっていました。
その為、今回は両端にナスカンを付けたタイプの係留用チェーンをお作りさせて頂く事になりました。
今回お作りさせて頂いたステンレス製係留用チェーンは以下の通りです。
ステンレス製係留用チェーン(両端ナスカンタイプ)
STGMK-3.0SW×2.5m(両端ナスカン) ¥13,200(2021年春時点での税込み価格です。送料が別途掛かって参ります)
紐タイプからステンレス製に変わりましたので、雨に伴う水濡れの心配はなくなったかと思います。
また、素材が金属製になった分、擦り切れるまでの期間も長くなったのではないでしょうか?
長めのチェーンに変わり、行動範囲が広がった分、是非、居心地の良い場所を増やしていって下さいね。
有難うございました。
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