ペット用品と一般用チェーン・鎖の製造メーカーです。
TEL:072-984-2314
FAX:072-982-1147

お散歩時にはマダニにもお気を付け下さい

6月も中旬近くなり、日本列島も九州から四国地方にかけて梅雨入り宣言が出され始めました。

 

この時期、梅雨の晴れ間は有り難いのですが、日差しは夏のように強く感じられます。

 

この日差しを避けるため、ワンちゃんと一緒に木陰を選んで通ることも増えてくるかと思います。

 

そこで注意しなければならないのが、マダニへの対策です。

 

マダニは屋外にいる、肉眼で確認出来る大型のダニで、山で噛まれることが多かったのですが、最近では、河川敷・草地・公園・庭などといった身近な場所での存在が報告されています。
ここ数年、工場近くの遊水緑地公園には、毎年<マダニに注意!>の貼り紙が掲げられています。
マダニに注意の看板
マダニは春(3月頃)から秋の終わり(11月頃)までが活動期間とされていますが、最近は温暖化の影響もあり冬の期間が短くなってきているようですので、その分、マダニの活動期間が長期化してきている可能性も十分考えられます。

 

お散歩の際には、人間は長袖・長ズボンを着用し、忌避成分であるディートが含まれている虫よけスプレーをかけるなどして予防して下さい。
自宅や工場にあった虫よけスプレーの成分表示を確認してみたところ、メジャー製品であるスキンガードやサラテクトには成分としてディートが含有されていました。

 

国立感染症研究所のサイトにはマダニ対策に関する情報が書かれていますので参考にして下さい。

 

ワンコの場合、フロントラインなどの皮膚に滴下して使用するノミ・ダニ予防薬を、決まったタイミングで継続使用している場合には、そのままで大丈夫です。
フロントラインのパッケージ

忌避剤ではありませんので、マダニには噛まれてしまいますが、薬の効果でマダニが死んでしまうので、被害は小さくて済むようです。

それだけでは心配な方は、市販のノミ・ダニとり首輪やペット用の虫よけスプレーを併用してあげて下さい。
ペット用の虫よけスプレーわんテクト

 

最近は、フィラリア予防薬にノミ・ダニ予防薬を追加した複合薬も作られているようですので、フィラリア予防薬をもらう際、獣医師さんに相談、処方してもらうのが良いかもしれませんね。

 

また、お散歩からの帰宅後は、ブラッシングをするなどしてマダニがついて来ていないかを確認してあげて下さい。
(マダニを室内に持ち込まないよう、なるべく玄関先でブラッシングしてあげて下さいね)

 

比較的私たちの目につく、野ネズミや野良猫だけでなく、野生のシカやタヌキなど(アライグマや猿もですが)、最近街中に出てきたというニュースをよく聞く生き物たちにもマダニが付いている可能性が十分にありますので、ご自宅の周辺でそれらの動物を見かけたり、出没情報を聞く機会があった場合には、しっかりマダニ対策をしてあげて下さい。

 

もしマダニを発見した場合には、上手に取らないとマダニの口部分(口器と呼ばれる部分)が皮膚に残ったままになり、そこから炎症が起こってしまう場合やマダニの体液を皮膚内に逆流させてしまう事もありますので、出来る限り獣医師さん(人間の場合にはお医者さん)に処置をしてもらうようにして下さい。

 

今年も正しく予防・対策をして、ワンコと一緒に、蚊とマダニの活動時期を乗り越えて下さいね。

フィラリア予防のお薬を見つめる柴犬のユリ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA