日中は汗ばむ日も出てきた5月の後半、柳瀬製作所の周囲や目の前に広がる生駒山の緑も濃い色に変わってきました。
2014年と2015年の2度にわたり、レトリバー用にステンレス製係留用チェーンをお作りさせて頂いたお客様から、半年ほど前に、ナスカン部分の交換についてのお問い合わせを頂きました。
その際、ナスカン部分の取り換え作業をお受けする事は可能な事と、3-4年間のご使用に伴い、チェーン部分の擦り減りも見られるかと思いますので、擦り減りが小さいようであればナスカン部分の交換のみで、チェーン部分の擦り減りも大きいようであれば作り直されることをお薦めする旨のお返事を、それぞれのお見積価格と共にお送りさせて頂きました。
そしてゴールデンウィーク明けに、2014年にご購入頂いた方の係留用チェーンが送られてきました。
ご希望はナスカン部分の取替えでした。
ナスカン部分、バネの動きが柔らかめになってきており、下部の回転部分にも若干ですが遊びが出来てきていました。
ナスカンとして全く使えないや、今すぐに壊れてしまうような不具合ではありませんが、『簡単に取れるようになってしまいました(先日は 気が付いたら取れていて ぶらぶら歩いていました)』というトラブルが実際に発生していますので、交換するのが最善の方法です。
念のため、チェーン部分の擦り減り具合もチェックしてみました。
回転カンを挟んでワンちゃん側のチェーン部分には明らかな擦り減りが見られました。
一番擦り減りが進んだ部分では、厚みが2mm程度(元の半分位)にまでなってきています。
今回は、ナスカン部分の取替えのみのご希望でしたので、チェーン部分については、今後はこまめに擦り減りをチェックしながらご使用頂きます様お願いする旨のお返事をお送りさせて頂きました。
チェーンの厚みが1.5mm前後迄擦り減ってからは、何かのタイミングで切れてしまう可能性がぐんと高くなる事もお伝え致しました。
今回のナスカン取り換え加工に掛かる金額は次の通りです。
交換費用は¥3,400(消費税・送料別)となります。(2019年春時点での価格です)
折角、ナスカン部分を交換頂いたチェーンです。少しでも長く使い頂けますようにと、係留用チェーン返送のお知らせメールをお送りする際、以下のようなご提案をさせて頂きました。
「真ん中にある回転カンよりもワンちゃん側方向のチェーンが一番大きく擦り減って来ています。
今のようなクネクネ自由に曲がることは出来なくなりますが、チェーンが入りそうな内径のチューブをホームセンターなどでご購入頂き、お魚の腹開きのように片側だけに切り込みを入れ、この切れ込みから細くなってきたチェーン部分をチューブの中へ入れ、チューブをビニールテープなどでぐるぐる巻いて切れ込みをなくしてあげて下さい。
こうするとチェーン部分が直接地面に擦られることがなくなりますので、擦り減りは今の状況でとどめておく事が出来るかと思います。(チェーン本来の柔軟性が無くなる事と、見た目が良くなくなるかもしれない点はご了承下さい)」
『なるほとです。週末にでも、早速やってみます。』
補修効果が発揮されると嬉しいです。
有難うございました。
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