大阪では週末近くから多くの場所でソメイヨシノが葉桜となりだしました。
地元で有名な川沿いの桜並木も、半分より下側は葉桜になってきていました。
それに合わせるかのように気温も大きく上昇し、週末は、昼間は半袖でも汗ばむくらいの陽気に。
お昼間の散歩に慣れていたワンちゃん達はこの暑さにちょっとお疲れ気味の様子で、ハアハアしながら歩いていました。
そろそろ朝夕のお散歩へシフトしていく頃なのかもしれませんね。
さて、今回はイタリアングレーハウンドをお飼いの方からお問い合わせを頂きました。
最初はお電話でのお問合せ。
2頭のイタリアングレーハウンド用にチョークチェーンを製作して欲しいとのことでした。
イタグレちゃん用のチョークチェーンの製作内容について提案を含めてご説明させて頂き、頭周りと首周りについては、サイズを測定してメールでお知らせ下さることになりました。
その後メールでお知らせ頂いたワンちゃんのサイズは次の通りでした。
1歳イタグレ
頭周り 27㎝
首周り 23㎝
もう1頭のイタグレ
頭周り 27㎝
首周り 22㎝
そこで、線径2mmのマンテルタイプチェーンを使用し、それぞれ、装着時に頭とお耳を通す分の余裕を3㎝程度見て製作させて頂く形でお返事させて頂きました。
その後、『結構引っ張り癖があるのですがこの長さで大丈夫でしょうか?』とのご質問を頂きました。
このご質問に対して、以下のように回答させて頂きました。
「今回、イタグレちゃんたち用にご提案させて頂いたチョークチェーンは、首周りサイズよりも8㎝程度の余裕があります。
チェーンを長くすると、輪に広げた際の最大内周も大きくなってしまう為、チェーンを緩めた状態で、ワンちゃんが急に後ずさりしたり、大きく頭を振ったりした際に、チョークチェーンが、頭からすっぽ抜けしてしまう可能性が大きくなってきてしまいます。
首周りより5-10㎝程度の長さの余裕があるくらいが適当かと思います。
(頭を通して装着するので、これくらいの長さでもすっぽ抜けする可能性は十分ございます)
また、チェーンが長いと、チョークチェーンが肩先側に落ちやすくなって、適切な位置で指示を出しにくくなりますし、指示が伝わるタイミングも遅くなってきます。
何より、チェーンが長いとその分、ワンちゃんが前方向に行きやすくなりますので、引っ張り癖が収まりませんし、首元への負荷が長期間続くことにもつながり危険です。
基本的に、ワンちゃんたちはチョークチェーンで首が圧迫され苦しくて、引っ張りをやめるわけではありません。
大抵の場合、苦しくても、飼い主さんが一緒に進んでくれるのであれば、そのままグイグイ引っ張り続けて進もうとします。
チョークチェーンを使ったお散歩訓練(歩き方訓練ですね)では、ワンちゃんは、なるべく飼い主さんの横か、頭から肩先程度くらいまでが飼い主さんの前に出た状態で歩くことが出来るようになるのが目標です。
一緒に歩いていて、上で述べた位置より前に行こうとしたり、駆け出そうとしかけた時点でチョークをして指示を出し、止まれやお座りをさせます。
その状態で静かに待てたら、再び一緒に歩き出し、安定して一定の位置で歩き続けられるようになるまで、チョークチェーンで訓練していきます。
一緒に走るようなお散歩の際には、チョークチェーンではなく、首元への負荷が小さくなるように、太めやクッション性のある首輪、もしくは胴輪(ハーネス)を使用してあげて下さい。
それでは、ご検討の程、宜しくお願い致します。
有難うございました。」
この回答後、『ご丁寧にご説明ありがとうございます!
逆に長すぎるのではないかと心配してました。
そうしましたらこちらでよろしくお願いいたします!』とのお返事を頂きました。
『逆に長すぎるのではないかと心配してました』とのことでしたので、輪に広げた最大内周が29-31㎝の範囲内で、30㎝により近くなる形で製作させて頂くことに致しました。
今回お作りさせて頂いたチョークチェーンは次の通りです。
ステンレス製チョークチェーン
STGMC-2.0×最大内周 約30㎝ STPM-3016 ¥1,980(10%消費税込み 送料別途 2024年3月時点での価格です)
チョークチェーン発送後、ワンちゃんたちのお写真と『チョークチェーン大活躍です!』とのお返事を頂きました。
写真の左ががぶ君、右がぺろ君です。
朝夕でも寒さを気にしなくても良い季節になってきました。
ピッタリサイズのチョークチェーンを付けて、イタグレちゃんたちと楽しみながらお散歩訓練してあげて下さいね。
有難うございました。
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