早いものでもう6月4日。テレビやラジオでは“6/4は虫歯の日”として歯の衛生週間をPRしています。
大阪府内のお天気もここ数日は曇りがちで、時折雨がぱらつく生憎の空模様が続いています。
まるで梅雨の前触れのような雰囲気です。
周りを見渡すと、既に5月中頃から、この時期以降に現れる厄介者の“蚊”の姿が見られるようになって来ています。
既に家族全員が何箇所かは「チクリ」と蚊に刺されています。
通常、日本脳炎や九州以南の亜熱帯気候地域と言った特殊な場合を除き、日本国内に住む人は痒みを覚えるだけで済むのですが、ワンコの場合にはそうは行きません。
蚊によってフィラリア原虫が媒介されているのです。
フィラリアについてはネットや書物で確認出来ますのでここでは割愛しますが、蚊の発生するシーズン、ワンコ達は毎日恐怖にさらされ続けることになります。
蚊取り線香や忌避剤だけでは100%の防御は不可能です。
実際、工場で飼っていたワンコや自宅のワンコも毎日蚊取り線香を炊いていましたが、フィラリアに感染してしまいました。
そして、その後はフィラリアを抑制するお薬を一生飲み続ける事になってしまったのです。
ワンコ達はいずれも10歳を越える長寿でしたが、晩年には、やはりフィラリアの影響が現れ、しんどい思いと投薬を受け続けていました。
これは全て、フィラリアの事を軽んじていた私共飼い主側の責任です。犬達には本当に申し訳ないことをしました。
今日は工場で飼っていたワンコ、ミックス犬のチビクロの命日に当たります。
チビクロが亡くなって以降、毎年6月4日前後にはブログを通して、この様な形で皆様に対しフィラリア予防と対策のお願いをしております。
ワンコ達は自らの力だけでは絶対にフィラリアから逃れることは出来ません。また、感染しても症状が進行するまで飼い主さんに分からない事が殆どです。
現在では、動物病院でフィラリアの検査と処置が簡単にしてもらえます。
フィラリアは貰ってしまう病気でもありますが、うつしてしまう病気でもあるのです。
ご自身の愛犬達がフィラリアの被害者、そして加害者とならない為にも、ぜひ、6月から12月頃までの間、きちんとしたフィラリア対策を取ってあげて頂けますよう、お願い致します。