今日は皆さんも良くご存知の通り、阪神淡路大震災が起こった日です。
あの時、鎖屋兄弟長男は東京で会社勤め、弟達は大阪や京都で大学生でした。
職場が少し遠かった為、長男は5時過ぎから起きていて、遠く離れた関東でも地震の揺れを感じました。
テレビから入ってくる情報はチラホラ。
大阪の自宅に電話したところ、凄く揺れたけれど皆大丈夫との事だったので、6時半過ぎには職場へと出発したのですが・・・。
製品検査室での作業を終え、一息つくために休憩室へ移動し、ついていたテレビに何気なく目を移したところ、ちょうどNHK大津放送局からの中継が神戸からの中継に切り替わった瞬間でした。
目に入ったのは横倒しになった高速道路の姿。最初は何の事か分かりませんでした。テレビから聞こえてくるアナウンサーさんの声で神戸から淡路島にかけて非常に大きな地震がが発生し、周辺の府県でも様々な被害が発生している事を知りました。
デスクに戻ると上司から「すぐに家族の安否確認を」との言葉を頂き、電話を掛けてみたのですが、電話は全く繋がらない状態でした。
その後もタイミングを見計らって電話を掛けなおしてみましたが、「ただ今大変混みあっています」や「プープープー」の話し中の音になるばかり。
結局、電話が繋がったのは3日目のことでした。地震直後に繋がったとはいえ、3日間連絡が取れない状況はやはり不安でした。
これ以降も日本各地では大きな地震が起き続けていますし、残念な事ながら地震研究は進めども、いまだ地震予知には至っていない状況です。
こうなれば自分達で身を守る意識を持って生活するしかありません。我が家では自宅の何箇所かに懐中電灯が置いてあり、寝る時は部屋の前にスリッパを置いておきます。(素足で歩いて怪我をする事を軽減する為です)
メガネを使用しているので、外出時によく使用しているカバンの中にはメガネを1つ入れています。薬類も数回分ずつこのカバンに入れてあります。などなど。
こんな感じで人間用については何らかの災害時の準備をされていらっしゃる方が殆どかと思いますが、家族として一緒に暮らしているワンちゃんの場合についてはいかがでしょうか?
普通のワンちゃんであれば、数日程度であれば概ね人間の食事と同じもの(葱やタマネギ、チョコレートなど、与えてはいけないものには注意して下さいね)を食べさせることでしのがせる事が可能でしょう。
ただ、我が家のワンコ(アメリカンコッカースパニエル)は通常のドッグフードではpHがアルカリ性になり結石が生じてくるので与える事が出来ません。
その為、療養食のみを与えているのですが、緩和されたpHケアタイプでは結果的に力不足で大きな結石を生じさせてしまい手術で除去。
現在はより厳しいpHコントロールタイプの療養食を与えています。
ところが、2年前の東日本大震災の直前に療養食が残りわずかになり、ネットで取り寄せる事になりました。
注文はしたものの、その日の午後に震災が起こり、流通がストップ。療養食の製造販売先からの出荷自体がストップしてしまいました。
注文先からの出荷が未定な為に近所のショップを当たってみましたが、pHケアタイプはなんとか見つかるもののpHコントロールタイプは取り扱いなしもしくは売り切れ。
販売先からの出荷が停止している為にこちらでも入荷は未定。こうなるともう待つしかありません。
試供品としてもらっていたpHコントロールタイプフードの小袋も総動員する形でなんとか8日間持たせて新しい療養食の到着までしのぐ事が出来ました。
通常なら2日で到着していただけに、このトラブルはたいへん教訓になりました。
これ以降はドッグフードが1/3以下になった時点で注文するようにしています。
また、ドッグフードの大袋はワンコのすぐ傍に置いておき、もしもの場合には常時飲ませる必要がある甲状腺機能低下症(A.コッカーによくある病気)のお薬と共にすぐに持ち出せるようにしてあります。
我が家のように決められた餌やお薬が無いとダメなワンコやドッグフード類しか食べられないワンコ、しっかりと躾をしたおかげでペットシーツの上でしかオシッコやウンチをしないワンコなど、もしもの場合には非常に困ってしまいますので、すぐに持ち出せるようワンコの傍のすぐ分かる場所に準備しておいてください。
さらに、避難所などの施設に移動、お世話になることがあるかもしれません。その場合、一緒に連れて入ることが出来ないはずですので、外に係留出来るような(咬んでも切れない)しっかりしたリードやチェーン類を準備しておかれる事も必要かもしれません。ワイヤー類は少々かさばるので非常用としてはあまりお勧め出来ません。
これらの他にも必要な事柄は色々あると思います。今回の記事をお読みになられた後、「我が家の場合はどうかな?」とご家族で気軽に話し合って頂ければ幸いです。