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北極圏から絵葉書が届きました(犬橇探検家 山崎 哲秀さんからのエアメール)

1月も残すところわずかとなりました。
今年の1月は寒い日が多く、後半には連日小雪が舞うお天気でした。
そんな中、先週には工場近くの梅の古木に白梅の花がチラホラ咲き始めていました。
柳瀬製作所近くで咲き出した古木の白梅

『梅の花、一輪ごとの暖かさ』という言葉がありますが、凍てつく中でも季節は少しずつ進んでいるようです。

そんな先週末、郵便受けに絵葉書が1枚届いていました。

山崎哲秀さんからのエアメール

北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんから届いたエアメールです。

書かれたのは1月7日、今年もグリーンランドのシオラパルクという場所から送られていました。
投函日が1月8日でしたので、約20日の旅をして東大阪市に到着したことになります。
電話やインターネットで瞬時に連絡が取れる事が当たり前になっていますが、頂いた絵葉書からは実際の距離感が伝わってきました。

今回の切手の絵柄は犬ゾリでした。
シオラパルクの消印と犬橇の絵の切手

犬橇探検家の山崎さんにピッタリの絵柄ですね。

有名な犬ゾリレースをモチーフにしたもののようなのですが、デンマーク語が分からない(グリーンランドはデンマークの自治領なのです)ので詳しいことまでは分かりませんでした。

山崎さんは今シーズンも昨年11月から北極圏入りし、現在は、犬橇による北極圏調査活動の準備をしておられます。

昨年10月30日には、山崎さんが暮らす大阪府高槻市の商業施設内で、北極圏での活動報告を兼ねたパネル展示会を開催、小雨の降る生憎のお天気ではありましたが、私も拝見に伺い山崎さんともお話をさせて頂きました。
展示会当日の記事はこちらからご覧下さい。

今年度も犬と橇の引き紐とを繋ぐ為の新しいナスカンを北極圏へ持って行って下さいました。
(以前からご使用頂いているナスカンは、まだまだ現役で使えているそうでした。山崎さんは恐縮されておられましたが、私共にとっては嬉しいことでした。絵葉書の写真にも幾つか写っていましたよ)

北極圏で暮らす犬橇の犬の写真

今年頂いた絵葉書の絵は雪原で伸びをしている犬橇犬の姿でした。

山崎さんのブログ(北極圏をテツがいく)では、今回の犬橇チームのワンコ達や昨年生まれた子犬達の可愛い姿が紹介されています。
今回頂いた絵葉書に写っているワンコも登場しているようですので、どのワンコか探してみて下さいね。

今年は4月に日本から研究者の方がやってくる予定で、山崎さんは犬ゾリで観測のサポートをされるそうでした。
現在はベースキャンプ地域を中心に犬橇訓練を繰り返しながら、遠征活動開始に向けて準備を注視しておられる状況のようです。
(現地でもスノーモービルなどの利用が増え、犬橇や犬橇犬の数が激減してきているようです。以前のカナダエスキモーと同じような変化が進んでいるようですね。)

日本で暮らす上では今年の寒さは辛いですが、北極圏ではある程度の寒さが続かないと氷の状況が安定してくれませんので、今年の寒さは良い事なのかもしれませんね。
山崎さんのブログ記事内には連日氷点下2桁の数字が並んでいて・・・、経験したことのない寒さなのでどれ程なのかが想像出来ません。

今シーズンも山崎哲秀さんと共に北極圏で頑張ってくれる犬橇犬のサポーターさんを募集しています。
2017-2018犬橇犬サポーター募集

北極圏での活動に関しては自己資金の占める割合が高いため、ワンちゃん達の日々のえさ代(寒い地域に暮らすので、高タンパク・高カロリーな餌が必要になります)にご協力願えればというものです。

北極圏の風景や犬橇犬たちの活動写真が素晴らしいカレンダーや、犬橇犬をモチーフにした書籍や電子書籍、Tシャツなどのグッズの売り上げも活動費の一部として役立てられます。
我が家でも毎年、自宅の電話の前に北極圏のカレンダーを掛けていますし、スマホには電子書籍版(私はソニーリーダーから購入しました)の本が入っています。
ご興味をもたれましたら是非一度サイトなどをご覧になってみて下さい。

3月からの本格的な犬橇での遠征活動と研究データ測定の成功、そして元気な帰国をお祈り致しております。今シーズンも頑張って下さいね。

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