大阪では、5月末から良いお天気が続いていましたが、6/3の午後から時折パラパラと雨が降り始め、6/4は7時半頃から本振りの強い雨が降り続いています。
昨日までは最高気温が30度前後でしたが、今日の予想では一気に下がり、20℃を少し超える程度で推移するそうです。
人間を含めた生き物にとって、この寒暖差はちょっと辛い感じがします。
一方、今回のように気温の高い日が続きだすと、急にその存在をアピールし始めるのが<蚊>です。
工場周辺ではまだそれほどでもないのですが、自宅周辺では、ゴールデンウィーク明け頃から、ウンカに混じって吸血タイプの蚊が飛んでくるようになりました。
その為、玄関の内側で暮らす10歳超の柴犬さんの為に、例年よりも少し早めに、カーテン状になった市販の玄関用網戸を取り付けました。
蚊取り線香の煙が苦手気味なワンコなので、屋外の2か所に蚊取り線香を設置、玄関扉の内側と外側の両方に、“チュッ”と噴霧しておくだけで蚊を退治してくれるタイプのスプレーも併用。
これが功を奏してか?吸血タイプの蚊は今のところ少なめで推移しています。
それでも、油断をすると、玄関付近やお散歩中にそっと近づいてきて、私達やワンコをチクッと刺して逃げていきます。
人間にとっては、日本脳炎や、アレルギー体質の方への影響はあるものの、概ね<痒い>で済むのですが、ワンコにとって<蚊に刺される>事は、毎年書く事なのですが、命に係わる重大事になってしまう可能性を孕んでいます。
蚊によるワンコへの吸血によって媒介される<フィラリア感染症>への感染です。
毎年6月に入ると、鎖屋兄弟ブログでは、工場や自宅で飼っていたワンコ達が罹患したフィラリア感染症の経験を深く反省し、フィラリア感染症への注意と対策をお願いする記事を掲載しています。
ブログのカテゴリーとして過去記事を纏めてありますので、今年も以下に紹介させて頂きます。
<ジュディ犬気分屋ブログ>の過去記事から
http://douraku.kusari.info/archives/cat_10022338.html
<鎖屋兄弟の奮闘記ブログ>の過去記事から
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52057041.html
毎回同じことを書いて恐縮なのですが、網戸や蚊取り線香、虫よけのアロマ首輪やシャンプー、虫除けスプレーを組み合わせても、蚊によるワンちゃんの吸血被害をゼロにする事は、今の日本の衛生環境ではほぼ不可能です。
今年2021年時点でも、ワンちゃんをフィラリア症から守る方法は、獣医さんから処方されるフィラリア予防薬を、決められた期間内、必ず継続して投与する事しかありません。
また、フィラリア予防薬の投与は、蚊によるフィラリアの媒介を低減させることにもなりますので、皆さんの家族の一員であるワンちゃんだけでなく、近所で暮らすワンちゃん達をフィラリア症から守ることにも繋がります。
基本的に動物病院へ行かないとお薬を処方してもらえないというハードルがある事も変わりませんが、6月中であれば予防対策に十分間に合いますので、ぜひ、ワンちゃんと一緒に動物病院へ足をお運び下さい。
我が家で暮らす今年13歳の柴ワンコには、6/2の朝、今年度1回目の投与を行いました。
<投与>と言っても、半固形タイプのお菓子のようなお薬“ネクスガード スペクトラ45”を口元まで持って行くと、嬉しそうにパクっと自分の口に入れ、数回クチャクチャと咀嚼をして、『ごちそうさま!』
『おかわり頂戴!』と目と口元が訴えていましたが、「いえいえ、それは出来ません。また来月のお楽しみ!」
今年もワンコと一緒に、初冬まで続くようになった蚊の活動期間を乗り越えてあげて下さいね。(必ず11月まで、可能であれば、念のために12月まで投与してあげて下さい)