いよいよ今年もお盆休み期間が始まります。
オリンピック開催に伴い、7月後半から今年限定の連休が2回出来ましたが、いずれも気温が高めで過ごしにくかったり、台風の影響で雨模様だったりと生憎の休日でした。
8/7が立秋でしたので、暦の上では秋の始まりなのですが、暑さは今がピーク。
日中の外出は、人にもワンコなどの動物たちにとっても、避けられるなら避けたい辛い行動です。
とはいえ、お盆休みを利用して帰省やお墓参り、旅行を計画されておられる方もいらっしゃるかと思います。
特に、ワンちゃんをお飼いの方は、ケージに入れたり、車の座席にしっかり係留したりして同行される場合も多くなるかと思います。
その際に是非一緒に持って行って頂きたいのが<温湿度計>です。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、乳幼児期に赤ちゃん用の温湿度計を準備された方が多いのではないでしょうか?
我が家には2つありましたので、これを再利用しています。
また、100円均一のショップには大小さまざまな温湿度計が売られています。
(湿度計のみのタイプも見掛けたので一緒に購入しました)
正確性の点ではJIS規格取得品には劣りますが、参考値としてとらえるのであれば、十分な働きをしてくれると思います。
最近は温度計が車載されていることも多いですが、表示温度と車内の各場所の温度は必ずしも同じではありません。
表示温度より高い場合も、また逆に低い場合もあります。
ワンちゃんの傍に上記のような温湿度計を置いてあげるだけで、数値としてワンチャン周辺の温度と湿度の状況が分かり、早い対応がとってあげられます。
また、忘れられがちなのが<湿度>です。
密閉された車内でエアコンを使って空調している場合には、湿度は概ね良好なのですが、屋外、また屋内でもかなり広い場所の場合には、体感以上に湿度が上昇している事が良くあります。
人間にとって快適と思われる温度は
夏場が 25-28度 冬場が 18-22度
ワンコにとっては 通年で 18-22度 とされています。
夏場は、人間にとって快適な気温に設定しておくと、ワンコにとってはちょっと暑いということになります。
ここはちょっと要注意ですね。
湿度に関しては人間が 40-70% ワンコが 40-60% とされています。
夕立のような雨上がり直後だと湿度が100%になる事もざらですし、湿度の高い場所で気温が上昇してくると周辺の湿度が一気に上昇し、湿度の高い状態が長く続いてしまいます。
お散歩途中での夕立の後や、キャンプ場などでは特に要注意です。
人間にとってはさほど辛くなくても、犬の高さでは辛い環境になっている場合も十分にありえます。
ワンちゃんが歩いていて、パンディング(口を開けてハーハーする状態)し出した場合には、ワンコにとって温度や湿度がかなり高いことを意味していますので、速やかに対応してあげてください。
この際にも温湿度計が手元にあると、周囲の状況が数値で分かるので、非常に役立つと思います。
夏と冬の期間だけでも、お散歩バッグに温湿度計を入れておかれる事をお勧め致します。
まだ1カ月以上暑い日が続きますので、様々な工夫をしてヒトもワンコも夏を乗り切っていきましょう。