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フィラリアとマダニ対策する季節になりました

6月になりました。

工場のある東大阪市では、曇りがちで週が明け、今日は4月並みの気温の下、強弱を交えた少し冷たい雨が降り続いています。

沖縄や奄美は梅雨本番、九州南部もすでに梅雨入り。

2025年6月3日の天気予想図

本州は梅雨入りまでには至らないものの、今日一杯は梅雨前線が影響し、関東付近までしっかりとした雨が降るようで、季節の変わり目が実感されてきました。

柳瀬製作所周辺では、多くの田んぼで田起こしや代掻き、田植えが進んでいるので、今日の雨は田んぼや連日元気な鳴き声を聞かせてくれだしたカエルさんたちにとっては恵みの雨になっているのかもしれません。
(通勤途中に激しい雨で濡れてしまった人間や、巣立ったばかりのツバメさんたちにとっては、寒さも重なり辛い一日になりそうです)

最高気温が25度を超えた先週後半から昨日にかけてのことです。

窓を開けてチェーンのチェック作業をしていると、どこからかプーンという独特の高い羽音が聞こえてきました。
ふと視線を落とすと、作業をしている腕や足元で蚊が止まろうとしていました。

この時はいずれもすぐに気づいたので蚊に刺されずに済みましたが、結局退治するには至りませんでした。

今年もそろそろ<虫よけ対策>を開始する時期になってきたようです。

これはワンコたちにとっても同じです。

毎年6月に入ると、この鎖屋兄弟ブログでは、飼っていたワンコのフィラリア感染の体験を反省し、フィラリア感染への注意喚起をする記事を掲載しています。

明日の6/4は、柳瀬製作所で長く飼われていたワンコのチビクロ(推定15歳くらい)と、斜め向かいの町工場で飼われていた紀州犬とハスキー犬のミックス犬(うちで飼っていたワンコのジュディの兄弟犬)、シロちゃんの命日です。

チビくろ
下の写真は、うちで引き取ったシロちゃんの兄弟犬、なんちゃってハスキーのジュッディです。
(この子の真っ白いバージョンがシロちゃんでした)
ジュッディ
どちらも、最後はフィラリアに感染した影響で命を落とすことになりました。

(チビクロが亡くなった2005年の6月4日は土曜日で、この日から大阪も梅雨入りしたのを覚えています)

今日(6/3)は自宅に引き取ってお世話していた柴犬の命日。

ユリ

この子は子犬の頃からきちんとフィラリア対策をしてきていたので、フィラリア症にかかることはありませんでした。
(13歳の時に末期の肝臓癌が見つかりましたが、ほぼ1年間頑張ってくれました。6/2から6/3早朝まで強い雨降りで、6/3早朝に亡くなりました。)

それぞれのブログで、カテゴリーとして過去記事に纏めてありますので、それぞれ以下に紹介させて頂きます。

<ジュディ犬気分屋ブログ>の過去記事から
http://douraku.kusari.info/archives/cat_10022338.html

<鎖屋兄弟の奮闘記ブログ>の過去記事から
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52197436.html
http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52057041.html

過去記事の中で 何度も繰り返し書いて来た事ですが、蚊取り線香や虫除けスプレーだけで、蚊によるワンちゃんの吸血被害をゼロにする事は、今の日本では不可能です。
平均気温も上昇しており、国内での蚊の生育可能領域と活動期間は拡大傾向にあると思われます。(昼間は暑すぎて活動しづらくなっているようですが)

令和7年の現在でも、ワンちゃんをフィラリア症から守る方法は、獣医さんから処方されるフィラリア予防薬を、決められた期間内、毎月必ず投与する事しかありません。

フィラリア予防薬

このフィラリア予防薬の投与は、皆さんの家族の一員であるワンちゃんだけでなく、周りで暮らすワンちゃんをフィラリア症から守ることにもなります。
(ワンコの血を吸った蚊が別のワンコ達の血を吸う可能性がありますので、二次感染を防ぐことになります)

動物病院へ行かないとお薬を処方してもらえないという手間は変わりありませんが、6月中であれば十分フィラリア症の予防対策に間に合いますので、ぜひ、ワンちゃんと共に動物病院へ足をお運び下さい。

蚊とともにもう一つ注意が必要なのがマダニです。

マダニは屋外で暮らしている、肉眼で確認出来る大型のダニで、山で噛まれることが多かったのですが、最近では、河川敷・草地・公園・庭などといった身近な場所での存在も報告されています。

それらの場所でお散歩される際には、人間は長袖長ズボンを着用し、忌避成分であるディートが含まれている虫よけスプレーをかけるなどして予防して下さい。
メジャーな製品であるスキンガードやサラテクトには成分としてディートが含有されていました。

スキンガード

国立感染症研究所のサイトにはマダニ対策に関する情報が書かれていますので参考にして下さい。
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/arthropod-borne/030/madanitaisaku.html

ワンコの場合、フロントラインなどの皮膚に滴下して使用するノミ・ダニ予防薬を、決まったタイミングで継続使用しておられる場合には、そのままで大丈夫です。

フロントライン
これらの予防薬は忌避剤ではありませんので、マダニには噛まれてしまいますが、薬の効果でマダニが死んでしまうので、被害は小さくて済むようです。

それだけでは心配な方は、市販のノミ・ダニとり首輪やペット用の虫よけスプレーを併用してあげて下さい。

また、お散歩からの帰宅後は、ブラッシングをするなどしてマダニがついて来ていないかを確認してあげて下さい。
(マダニを室内に入れてしまわないよう、なるべく玄関先でブラッシングしてあげて下さいね)

もしマダニを発見した場合には、上手に取らないとマダニの口部分(口器と呼ばれる部分)が皮膚に残ったままになり、そこから炎症が起こってしまう場合や、マダニの体液を皮膚内に逆流させてしまう事もあるため、出来る限り獣医師さんに処置をしてもらうようにしてあげて下さいね。

しっかりとお世話をしてあげ、今年も蚊とマダニの活動時期を無事に乗り越えられますように。

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