今年はこのまま空梅雨かと思いきや、一転、しっかりした雨が降り続くようになった6月後半に次のようなメールを頂きました。
『はじめまして、、Mと申します。
オスで1歳になるゴールデンレトリバーを飼っています。
やんちゃで体重は35キロあります。
市販のワイヤー製の係留ロープを使っていますが、今までで4回買い換えました。
ロープを咬んで遊ぶ癖があり、外側のシリコンのようなものを剥がしてしまい、むき出しになったワイヤーが擦り切れてしまうようです。
超大型犬用の一番太い物でも2ヶ月でダメになりました。
ザラザラしたタイル張りのテラスで飼っています。
貴社のホームページを拝見し探していた物を見つけることができました。
ステンレス製で長さは3メートル、係留する側もナスカンでお願いしたいのですが、お返事お待ちしています。』
柳瀬製作所へ係留用チェーンを依頼される方には、市販品では思うような長さのステンレス製係留用チェーンが手に入らない方と、今回のように、ワンコの係留用ワイヤーを購入したものの、毎回すぐに擦り切れさせてしまい困っている方の概ね2パターンに分かれています。
最近のペット繋留用の市販のワイヤーはワイヤーケーブルを作っているワイヤー線1本ごとの太さを太いものに変えるなどの工夫をされだしたものもあるようなのですが、重さを考慮?するとワイヤーケーブル自体の太さはあまり太く出来ないのでしょう、1本あたりのワイヤー線を太くした分、ケーブルを構成するワイヤー線の本数は減らす事になり、思ったほどの耐摩耗性は出ていない事が想像されます。
今回頂いたメールの通り、ワイヤーの場合には外側の皮膜が剥がされてむき出しになってしまうと磨耗の速度が速まるようです。
簡易的なワイヤーの延命策としては、皮膜が剥がれた部分をビニールテープなどでグルグル巻きにして保護してあげることなどが挙げられますが、グルグル巻きにした部分のワイヤーのしなやかさが低下するので今度は補修した箇所付近の磨耗が早まってくる可能性が出てきます。
1歳のワンちゃんなのでまだまだこれから暫くは遊びたい盛り。
ワイヤーを咬んで飛び出してきたワイヤー線で口や体を傷つけては大変です。
そこで今回は 通常大型犬用として使用する線径3mmよりも少し太い、線径4mmのマンテルチェーンで全長3mの係留用チェーンをお作りさせて頂きました。
チェーンの途中にはワンちゃんの動きによって出来るチェーンの捩れ軽減用の回転カン(スイベル)を1個組み込みました。
また、チェーンの両端にはご希望に従いステンレス製ナスカンを取り付けました。
ステンレス製係留用チェーン 特注タイプ
STGMK-4.0SW×3m Wナスカン(鉄砲ナスカンタイプ使用) ¥12800(消費税・送料別)
(2013年6月時点 材料価格などの変動により商品価格も変化致します)
商品発送後にワンちゃんのお写真と共にご感想を頂きました。
『係留用チェーン届きました。
早速、レオン(ゴールデン、♂)につけてみました。
しっかりとした作りで、これなら、長く使えそうです。
市販の鎖のように鎖が絡まることもなくスムーズです。
本当にありがとうございます。』
係留用チェーンを喜んで頂け、鎖屋兄弟達も嬉しい限りです。
(これでワイヤー線飛び出しによるワンちゃんの怪我の危険もなくなりましたしね。)
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