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フィラリアとマダニ対策はお済みですか?

気づけば6月も最終日となりました。

 

沖縄や奄美は梅雨が明け、九州から四国、本州にかけては、梅雨後半のゲリラ豪雨や線状降水帯の発生で、局地的な大雨が降っています。

 

工場のある東部大阪エリアでは、豪雨には至らないものの、お昼前から瞬間的に強い雨が降り、天気予報では夕方以降から明日にかけて、大雨に注意するようにとのアナウンスが出されています。
柳瀬製作所周辺では、多くの田んぼで通常より水位が高い状態になってきており、雨の降り方次第では、周辺の道路に水が流れ出す可能性があるので心配です。

 

嵐の予感を感じてか?いつもは工場横の田んぼでのんびり過ごしているカルガモやサギたちの姿はなく、田んぼの上を飛び交うツバメの姿も見られません。
大神神社のなでうさぎさんの像
工場そばの田んぼでくつろぐカルガモ
工場そばの田んぼに来たサギ
鳥たちの姿が見られない田んぼ

少しずつ風も強くなってきているだけに、ちょっと気になります。

 

さて、今年は5月の半ば以降、工場周辺や自宅周辺で蚊を見かけるようになり、6月以降は何度か蚊に刺されてしまいました。

 

今年も<虫よけ対策>が必要な時期になりました。

 

これは人だけでなく、ワンコにとっても同じです。

 

毎年6月に入ると、この鎖屋兄弟ブログでは、工場や自宅で飼っていたワンコたちのフィラリア感染の体験を反省し、フィラリア感染への注意喚起をする記事を掲載しています。

 

6/4は、柳瀬製作所で飼われていたミックスワンコのチビクロ(推定15歳くらい)と、斜め向かいの町工場で飼われていた紀州犬とハスキー犬のミックス犬(うちで飼っていたワンコのジュディの兄弟犬)、シロちゃんの命日です。
どちらも、フィラリアに感染した影響で、最終的に命を落とすことになりました。
(チビクロが亡くなった2005年の6月4日は土曜日で、この日から大阪も梅雨入りしたのを覚えています)
在りし日のちびくろの写真
例年と同じ形となりますが、ブログのカテゴリーとして纏めた過去記事がありますので、以下に紹介させて頂きます。

 

<ジュディ犬気分屋ブログ>の過去記事から

 

<鎖屋兄弟の奮闘記ブログ>の過去記事から

 

http://blog.livedoor.jp/kusariya/archives/52057041.html

 

過去記事の中でも繰り返しお話しておりますが、蚊取り線香や吊り下げタイプの忌避剤、虫除けスプレーだけで、蚊によるワンちゃんの吸血被害をゼロにする事は、今の日本では不可能です。
全国的に平均気温も上昇しており、国内での蚊の生育可能領域と活動可能期間は拡大傾向にあると思われます。

 

令和5年の現在でも、ワンちゃんをフィラリア症から守る方法は、獣医さんから処方されるフィラリア予防薬を、決められた期間内、毎月必ず投与する事しかありません。

 

このフィラリア予防薬の投与は、皆さんの家族の一員であるワンちゃんだけでなく、周りで暮らすワンちゃんをフィラリア症から守ることにもなります。
(ワンコの血を吸った蚊が別のワンコ達の血を吸う可能性がありますので、二次感染を防ぐことになります)

 

動物病院へ行かないとお薬を処方してもらえないという手間はございますが、これからが本番ですので、ぜひ、何度も吸血されてしまう前に、ワンちゃんと共に動物病院へ足をお運び下さい。

 

次に注意を要するのがマダニへの対策です。

 

マダニは屋外にいる、肉眼で確認出来る大型のダニで、山で噛まれることが多かったのですが、最近では、河川敷・草地・公園・庭などといった身近な場所での存在が報告されています。
工場近くの遊水緑地公園にも、<マダニに注意!>の貼り紙が掲げられています。
マダニに注意の看板

 

お散歩の際には、人間は長袖・長ズボンを着用し、忌避成分であるディートが含まれている虫よけスプレーをかけるなどして予防して下さい。
自宅や工場にあった虫よけスプレーの成分表示を確認してみたところ、メジャー製品であるスキンガードやサラテクトには成分としてディートが含有されていました。
虫よけスプレーの表示
国立感染症研究所のサイトにはマダニ対策に関する情報が書かれていますので参考にして下さい。

 

ワンコの場合、フロントラインなどの皮膚に滴下して使用するノミ・ダニ予防薬を、決まったタイミングで継続使用している場合には、そのままで大丈夫です。
忌避剤ではありませんので、マダニには噛まれてしまいますが、薬の効果でマダニが死んでしまうので、被害は小さくて済むようです。
それだけでは心配な方は、市販のノミ・ダニとり首輪やペット用の虫よけスプレーを併用してあげて下さい。

 

また、お散歩からの帰宅後は、ブラッシングをするなどしてマダニがついて来ていないかを確認してあげて下さい。
(マダニを室内に持ち込まないよう、なるべく玄関先でブラッシングしてあげて下さいね)

 

もしマダニを発見した場合には、上手に取らないとマダニの口部分(口器と呼ばれる部分)が皮膚に残ったままになり、そこから炎症が起こってしまう場合やマダニの体液を皮膚内に逆流させてしまう事もあるため、出来る限り獣医師さんに処置をしてもらうようにして下さい。
(人間も病院で処置してもらってください)

 

今年もきちんと予防をして、ワンコと一緒に、蚊とマダニの活動時期を乗り越えて下さいね。

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