柳瀬製作所では、ワンちゃんにピッタリサイズのチョークチェーンやチェーンカラーのご注文を多くお受け致しておりますが、最近は、「躾の本やDVDを見て」ということでお問合せ下さる方がちらほら見受けられるようになってきました。
私共はそれらのDVDや書籍類を拝見した事は無いのですが、どうやら昨年半ばから徐々に広まってきている感じです。
そんな中、小型犬のしつけ用でということで、お二人の方からそれぞれチョークチェーン製作のお問い合わせを頂いたのですが・・・。
ワンちゃんの年齢が気になりました。どちらのワンコも生後2ヶ月ちょっとだったのです。
様々な計算方法があるようですが、人間の年齢に換算すると、約2-3歳位になるようです。
この年齢だと、それなりに自分で歩いたり、大人と同じ様な普通の食事をする事が出来るようになりますし、周りの色々なものに興味を示し、ヤンチャをし始める時期です。
そこで以下のようなお返事をさせて頂きました。
『ワンちゃんに適したサイズのチョークチェーンをお作りすることは可能です。
ただ、何より2ヶ月のワンちゃんという点で、しつけにチョークチェーンはまだ早いのでは?という気持ちもございます。
人間で言えばまだ2-3歳程度、無茶をするのが当たり前の年齢です。
犬同士の社会生活もままならない年齢ですので犬のルール、人間のルール、共に殆ど分らない状態だと思います。
ワクチンなどの効果が出てくるまでの期間の事もありますのでお外へのきちんとしたお散歩はもう少し先になるでしょう。
この時期はチョークチェーンなどの道具を使ってのしつけよりも、首輪やハーネスに慣らせたり、して良いこと、してはいけない事、そして何より人間は信頼出来る仲間だということを、褒めたり、叱ったり、ご褒美を与えたりしながら、愛情を持ってじっくり教えていってあげて欲しいと思います。
我が家のワンコ(コッカースパニエル)は、推定生後2ヶ月頃、『飼えなくなりました。宜しくお願いします』と書かれた小さな紙切れと共に動物病院の前に置き去りにされていました。
縁あって我が家に引き取って今月で5歳になります。(8月20日頃に貰いましたので)
引き取った当初、元気で甘えん坊なのですが、何かの拍子に急に何かに怯えたりといった行動を取ったり、成犬になってくると、飼い主が他の人(特に子供)や犬に対して優しくするとその相手のことにやきもちを焼いて?敵視して吠えるようになりました。
子供の頃から今まで何頭もワンコを飼ってきましたが、これ程ひどいのは初めてです。
我が家の息子は犬が来て以降に生まれました。もうすぐ3歳になります。
家族として一緒に暮らしてきましたが、成長してくるにつれ、吠えるようになりました。
ワンコ自身も家族と言う事は認識しており、従兄姉達への対応よりはフレンドリーで、一緒に散歩に行ったりもするのですが、やはり腹が立つようで唸ったり吠えたり噛み付いたりと言う事をしてしまいます。
こればかりは道具によるしつけでは直せないようです。ワンコと息子との間に信頼関係が出来るしかないということです。
犬に関する本を読んだりしますと、2ヶ月で親兄弟と離してしまうのは少し早いと書かれたものが多くなってきています。
人間が犬社会のルールに近いものも含めて、しっかりと接して教えてあげなければ、大きくなって問題行動が出てくることにも繋がるようです。
まずは、生後半年位までの間、チョークチェーンを使わずに生活をしてみては如何でしょうか?
半年を過ぎ、外の散歩で引っ張って仕方がないなどの状況があるようでしたら改めてチョークチェーンと弊社のことを思い出して頂ければと思います。
https://www.yanase-ss.com/chokechain_tukaikata.html#chokechainchoice
の上部分の文章を参考に、首輪やハーネスでお散歩の練習をして頂くと良いかもしれませんね。
私的な見解を交えた長文のお返事となり申し訳ございません。
チョークチェーンのこと、それ以外のことでも結構ですので、何かございましたらいつでもお気軽にお問合せ、ご依頼下さい。
有り難うございました。
TOP CHAIN 柳瀬製作所 サイト担当 柳川 英毅(やながわ ひでき) 』
人間の場合も、この時期は叱るよりも褒めてあげたほうが本人も自信を持って伸び伸び覚えていくように見受けられます。
(実際は怒ってしまう事の方が多く、日々、反省していますが)
仔犬にとっても、道具で躾を教えるよりも、たくさんスキンシップの時間を持ってあげる事が一番大事な時期のように感じます。
トレーニングの専門家ではありませんので、もし間違っていましたら、コメントを残して頂けますと幸いです。